第161回:『 「死」の持つ意味とあの世の視点の獲得 ~「今」をより良く生きる為に~ 』
【 参照キーワード:死の持つ意味、あの世の視点、イメージ療法、不老不死 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です。
間もなくお盆の頃合いに入りますが、この時期は、先にこの世を旅立たれた方々への思いを馳せる人も多いかと思います。
勿論、だからと言って妙に神妙になる必要性もありませんし、思いを馳せないからと言って罰が当たる訳でもありませんし、旅行などを大いに楽しんで活力にするというのも、とても有意義な事と思います(笑)
ところで、「死」というテーマを扱う際には、縁起が悪い、忌み嫌う内容、あるいは、何か悪い事が起こるのでは、、、などのようなイメージを伴う事がとても多いかと思います。
そこで、まず、
「死」を考え意識する事は、より今の「生」に意識を向け、これから先のより良い「生」を生きていくために役立てるもの
という大前提が存在します。
「死」を考えたり意識するという事は、何か悪い方向性に引っ張られたり、ネガティブな思いや感情に引きずられるためのものではありません。
ましてや、自殺を助長するような性質のものでも全くありません。
それとは、真逆の方向性です。
つまり、
より望む方向へと自分の背中を押し、ポジティブな思いや感情を活用して、これから先の人生を創り上げるため
というのが「本来の視点」として内在されているものです。
例えば、あなたがこの世に産まれた際に、他の誰もが存在しないという場合をイメージしてみて下さい。
なお、そんな環境でどうやって生きていくの?というイメージは取りあえず、脇に追いやって下さいね(笑)
つまり、あなたがオギャーと産まれた瞬間に、この世にあなた一人しか存在しないならば、
あなたは「孤独」を感じようがないし、「孤独」という言葉や概念、「孤独」にまつわる思いや感情すら存在し得ない
という事になります。
言わば、
「孤独」を考え意識出来るというのは、紛れもなく「他者」が存在しているから
です。
そして、これを今回のテーマに当てはめると、
「生」を考え意識出来るというのは、紛れもなく「死」が存在しているから
に他なりません。
なお、ここでの意味合いの「死の存在」をどう捉えるかは、また別の機会にコメントしていきたいと思います。
そして、100%反対も出ず、誰もが納得せざるを得ないのが、
お金持ちであろうが、権力者であろうが、どれだけ立派な人であろうが、あるいは、凶悪な犯罪者であろうが、「死」を体験出来ない人は一人もいない
という点です。
そして、繰り返しですが、今回のテーマに関しましても、決してネガティブな方向性へ目を向ける内容ではありません。
もし、読み進めていく過程において、ネガティブな思いや感情が湧き出そうになった時は、今この文章に立ち戻り、方向性を定め直してみて下さい。
では、大前提が長くなってしまいましたが、「「死」の持つ意味とあの世の視点の獲得 ~「今」をより良く生きる為に~」を進めて行きましょう!