改めて「眠れない」という事について ~素晴らしい集中力という個性も~

私:「もし、あなたが自転車の乗り方を完璧に忘れる事が出来たら、100万円差し上げますよ!」

すると、参加者の方は少し考え込んで、

参加者:「・・・自転車の乗り方を忘れる・・・?難しいかも・・・」

 

と、ほぼ全員の方がお答えになります。
勿論、「ほぼ」と言うのは、今まで自転車に乗った事がない方や、練習したけれど乗れなかった方は別という意味です。
そして、再度、私は念を押して聞いてみます。

 

私:「100万円ですよ!単に、自転車の乗り方を忘れ切る事だけで・・・」

参加者:「悔しいけど、完璧に忘れ切る事は出来ない・・・と思う・・・」

 

と、お答えになります。
勿論、このやり取りを真剣に行っている訳ではありません(笑)
セミナーにおける「潜在意識」の項目を楽しんで学んでいくための、あくまで「遊び心」からの質問とやり取りです!

 

股関節の怪我など、何かしらの身体上の痛みなどから自転車に乗れない方や、あるいは、自転車に乗っていて怪我をしたなどの体験から、自転車に乗るのが怖くて乗れない、というケースはあります。
しかし、これは何らかの理由があって「乗る事が出来ない」のであって、「乗り方を忘れた」という訳ではありません

 

早い人では3~4歳頃から自転車に乗れるようになった方もいらっしゃるかと思います。
そして、乗れるようになるまで、誰かに教わり、一生懸命に練習もした事と思います。
しかし、乗れるようになってから「乗り方を忘れないように!」との思いから毎日乗り続けている人もほとんどいらっしゃらないかと思います。
少し間が空いた事で、最初乗る時には勘を取り戻すように慎重になる方はいらっしゃるかと思いますが、すぐに以前と同じように乗れるようになります。
そして、このように、

 

物心がついてから、誰かから教わり、あるいは、一生懸命に練習した事ですら、忘れる事はなかなか難しい・・・

 

と言う事が出来ます。
では、ここで今一度考えてみて下さい。

 

あなたは、どのようにして「眠れる」ようになったのでしょうか・・・?

 

では、考えるの止めて下さい。
これは、とても意地悪な質問です。
なぜなら、

 

答えがないから

 

です。
そして、

 

答えがないという事が正解

 

だからです。
敢えて言えば「本能」と言えるかもしれませんが、そのような事からも、

 

あなたが「眠り方」を忘れる事など、絶対にあり得ない!

 

とも表現出来ます。
また、

 

そもそも誰に教わったのでもなく・・・練習した訳でもなく・・・
現に産まれてから今まで、勝手に?自然に?出来てきた事を、忘れる事は不可能・・・

 

とも言えます。
ここまでが、「認識を変える」という第一段階です。
では、第二段階に進んで行きます。