改めて「眠れない」という事について ~素晴らしい集中力という個性も~

「眠れない」と感じている方が気づいているかどうかは分かりませんが、実は、このような方々は、

 

とても素晴らしい集中力を持っている!

 

という共通項があります。
「眠れない」ことと「集中力」は関係ないと思われるかもしれません。
確かに「眠る」ことに「集中」しようとすると、眠りづらくなる、と私も思います。
しかし、ここでお話している点は若干視点が違います。
皆さんもこのような経験はありませんでしょうか?

 

小さい頃に楽しみにしていたイベントの前夜は、なかなか寝付けなかった・・・

 

という経験です。
遠足でも運動会でも、家族旅行でも何でも構いません。
そして、この「前夜の状況」を思い出してみて下さい。
おそらく、ほとんどの方が、

 

楽しさに気持ちが逸(はや)り、興奮していた・・・

 

という心の状況であったと思われます。
つまり、

 

(無意識ながらも)翌日のイベントの楽しさをイメージする事に、とても集中していた

 

という状況であった事と思います。
そして、無意識ながら色々と想像し集中していた事により、

 

感情も高まって、さらに寝付けなくなっていった・・・

 

と。
実は、このような小さい頃の「寝付けなさ」も、大人になってからの「眠れない」という事も、本質の源は同じです。
それが先ほどコメントした、

 

素晴らしい集中力

 

です。
あくまで私個人のカウンセリングなどからの経験ですが、ほぼ、100%の人が、

 

「眠れない」という事が本来の悩みでも問題でもない

 

という点は共通しています。
これは、

 

本当は別の悩みや問題があり、眠る時に無意識ながらもその悩みや問題に意識が集中してしまう

 

という状態です。
当然の事ながら、意識が集中し、焦点が絞られてくると、その悩みや問題に対する感情も昂ぶりを覚えてきます。
これでは、なかなか「眠れない」と感じるのも無理からぬ事です。
そして、もうお分かりかと思いますが、このような「眠れない」という状況を改善していくには、

 

本当の悩みや問題に対処をしていく

 

という事です。
これをしない限り、なかなか「眠れない」という状況は改善しにくいかもしれませんし、仮に「眠れる」ようになったとしても、別の側面に何かしらの現象が現れてくる可能性も否定は出来ません。
しかし、やはり本当の悩みや問題に対処をしていくために、良く寝て気力と体力を付けたい!と思われる気持ちもよく理解出来ます。
では、どのようにしていけば良いのでしょうか?
そこで、まず、「眠れない」時に何かしらの悩みや問題に意識を集中させていたというのは、