第398回:『 赤ちゃんの頃を想い出せば成長が加速する!? ~答えは既に自分の中にある!?~ 』
【 参照キーワード:ラフネス、赤ちゃんの成長、子どもの成長、自我、共感、答え、コミュニケーション 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です!
ところで、今回は「赤ちゃんの頃を想い出せば成長が加速する!? ~答えは既に自分の中にある!?~」とのテーマをお届けして参りますが、
でも・・・どうやって赤ちゃんの頃を想い出せるの???
とのご質問や疑問が真っ先に浮かぶ事と思います(笑)
それに関しては締め括りの方でお伝えして参りますので、まずは、前半は少し難解!?と思われる箇所もあるかもしれませんが、肩肘張る事なく、何とはなしに眺めてみて下さい!
まず一つ目の素材として、梅原 猛 氏(1925年~2019年)の著作『 学問のすすめ 』(初版昭和54年発行、佼成出版社)から取り上げますが、私も梅原 氏に関しては、ついぞ存じ上げませんでしたが、父が関心を持って読んでいた本の中に梅原 氏の書籍があり、そのような縁!?で私も数冊を読んだのが最近の事です(笑)
そして、梅原 氏は敢えて分類するとすれば哲学者とも呼べますが、多方面においてご活躍されていた方でもありますが、ここから著作の中における《 精神の三つの段階 》というテーマの元に書かれている箇所を、著作権法上の引用(抜粋含む)の範囲内で少しだけご紹介致しますので眺めてみて下さい!
『 これから、私(梅原 氏)の学者としての生活を語りたい。
私が人間の一生を考えるにあたって、もっとも示唆的だと思うのは、「ツァラトゥストラはかく語りき」に現れたフリードリッヒ・ニーチェの精神の三様の変貌という思想である。
人間の精神は、三様の変貌をとげるのである。
精神は最初、ラクダの形で現れる。
ラクダとは何か。
ラクダは重い荷物を背負って、かわき切った砂漠を歩く。
ラクダの精神の特質は忍耐である。
忍耐とは何か。
忍耐とは、黙々として自己に与えられた義務を果たすこと、ある困難なことが成し遂げられようとする時、このことから、おしげもなく、別れを告げることであると、ニーチェはいう。
ラクダは自己にあらゆる困難を課し、それに耐える精神である。
ラクダは重い荷を背負って、千里の砂漠を歩くが、その旅の途上で、ラクダは突如としてライオンに変貌する。
ライオンとは何か。
ライオンは、戦いの獣である。
彼は、砂漠の中で、ドラゴンと戦う。
そのドラゴンの黄金のうろこの一枚、一枚には何百年、何千年の間の価値が光り輝いている。
ライオンは、必死の勇気で、この千年にわたる価値に輝くドラゴンと戦うのである。
ライオンの精神の特徴は勇気である。
しかし、このライオンですら、十分ではないのである。
ライオンはいつか、小児とならねばならない。
小児とは何か。
小児はちょうど、将棋遊びをするように無邪気に創造するものである。
小児の心を支配するものは遊びの精神であり、小児は全く無邪気に、一切を始め、一切をつくるのである。
それでいて、小児はライオンの成し遂げないことをすることができる。
創造は、小児にのみ許された特権である。 』
では、ここでひとまず終了ですが、ニーチェや、舌を噛んでしまいそうになる!?ようなツァラトゥストラなどの言葉も出て来ましたが、私もどちらも読んだ事はありませんので知らなくとも全く大丈夫です(笑)
そして、ラクダ・ライオン・小児とはいわゆる「メタファー(比喩)」である事もお分かり頂けているかと思います!
そして、梅原 氏は、この小児について、次の事も述べております。