地に足を着けて生きるとは ~空と海を繋ぐ地上の空海伝説に学ぶ~

第508回:『 地に足を着けて生きるとは ~空と海を繋ぐ地上の空海伝説に学ぶ~ 』

【 その他参照ワード:弘法大師、高野山、即身成仏、高野聖、曼荼羅、満濃池、綜芸種智院 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!

私達人間は生身の体という「現実」の前では、

 

「空」を飛ぶ事も出来ないし、「海」で泳ぐ事は出来ても潜れるのは僅か数分

 

というのは、子どもでも分かっていますね(笑)

そのように考えると、

 

私達人間の一番のフィールドワークは「地上」!!!

 

という事になります!

何やら意味不明な出だしと感じているでしょう(笑)

 

では、ここから『 歴史探偵 』(NHK)という番組の「平安のスーパースター 空海」の回を少し眺めていきます!

その前に、

 

今回のテーマの「地に足を着けて生きる」と「スーパースター」は矛盾する!?

 

ように感じるかもしれませんが、果たして、、、

ちなみに私は無宗教ですし、ここから先は宗教を取り上げる訳ではありません!

 

 

今回の主人公は弘法大師空海ですが、今年は生誕1250年に当たっています。

空海が活躍したのは今から約1、200年前の平安時代になります。

空海は高野山を開いた事で有名ですが、10年掛かる修行を3ヶ月で極めた、3ヶ国語を操る事が出来たと言われます。

そして、書の達人と称され「弘法も筆の誤り」「弘法筆を選ばず」などの言葉は「現代」でも使われていますね(笑)

では、空海の簡単な歴史を見てみます!

 

【 空海の生涯の概略 】

・ 774年(奈良時代の終わり頃)に讃岐国で誕生。

・ 18歳で仏道修行を始める。

・ 804~805年の31~32歳に唐で密教修行をする。

・ 806年の33歳に帰国。

・ 817年の44歳に高野山を開く。

 

【 空海の芯を成す「即身成仏」の意味 】

空海が記した密教の指南書『 即身成仏義 』があります。

そこで「即身成仏」とは、

 

《 人は この世に生を受けた この身のままで 仏になることができる 》

 

という教えです。