他人の褌(ふんどし)で相撲を取る厚顔無恥 ~シャドー・スカラーズから~

【 物語 】

ある日、森の入口で、ロバがライオンの皮を拾いました。

ロバはライオンの皮を頭からお尻まですっぽりかぶってみました。

ふふ、この皮をかぶっていたら、みんなライオンが来たと思って驚いて逃げるだろうな。

面白そうだぞ。

よし、森へ行ってみんなを脅(おど)かしてやろう。

 

ライオンの皮をかぶったロバは、歩き方もライオンを真似て、のっしのっしと森へ入って行きました。

「 大変だ! ライオンが来た! 」

「 逃げろ、逃げろ! 」

 

森の動物達は、ライオンの皮をかぶったロバを見て、本当のライオンが現れたと思いました。

ウサギやリスのような小さくて弱い動物達は、ライオンの皮をかぶったロバを見ただけで、腰が抜けそうになりました。

いつもは威張っているオオカミも、力の強いクマも、ライオンは苦手なようで、飛び上がって逃げて行きました。

 

 

ああ、愉快愉快

みんな弱虫だなあ。

ああ、いい気分だ。

 

ロバは、自分が本当のライオンになったような気持ちになりました。

よーし、森じゅうの動物を脅かしてやろう。

ロバは、森の奥へ奥へと入って行きました。

 

森の奥には川が流れています。

川岸ではキツネが水を飲んでいました。

あのキツネも、僕を見たら腰を抜かすに違いない

早くこっちを見ないかなあ。

 

 

ライオンの皮をかぶったロバは、キツネが自分の方を見るのをじっと待っていました。

けれどもキツネは、いつまでたってもロバに気づきません

まだかな。

早く驚く所が見たいのに。

 

よーし、僕がここにいる事を、知らせてやろう。

ロバはライオンになったつもりで、胸を張って大きい声で吠えました。

けれどもその声は、「 ヒヒヒヒヒーン 」というロバの鳴き声でした。

キツネが水を飲むのを止めて、ロバの方を見ました。

 

 

「 おや、ロバさん、こんにちは。 いつのまにいらしてたんですか。 」

キツネは明るく言いました。

 

そして、「 ロバさん、あなたが鳴いてくれたので、本当に助かりましたよ。 あなたが黙ってそこに立っていたなら、僕は本当のライオンがいるんだと思って逃げ出していたでしょう。 ふふふ。 」

キツネは、おかしそうに笑います。

 

「 ところで、ロバさんは何故、ライオンの皮をかぶっているんですか? もしや寒いの? ふふふ。 」

と言って、キツネはまた笑いました。

 

ロバはずかしくなって、ライオンの皮を脱いで逃げて行きましたとさ。

 

 

では、メタファーも終了し、締め括りです!

 

【 人の道を歩む 】

冒頭では、他人の褌で相撲を取る際の「負の側面だけ」を、敢えてコメントしました。

ただ、例えば非常時には、

 

《 背に腹はかえられない 》との言葉のように・・・

他人の褌を使わせて貰わざるを得ない!!!

 

というケースも生じます!

ただ、その場合であっても、

 

使わせて下さいとお願いし・・・

快く了承と了解を得られた際には・・・

感謝して使わせて貰うのが・・・

人の道!!!

 

です!

 

 

そして、とてもよく似ている事象を表す言葉が、

 

《 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥 》

 

です!

そして、

 

このような事を「実践」出来ない原因の一つが・・・

「厚顔無恥」だから!!!

 

という事です!

 

そして、TOPICSでは、

 

教育とは・・・

お互いに育(はぐく)み合うもの!!!

 

と伝えています!

そして、教育とは学校に限らず、子どもと大人に限らず、

 

あらゆる場面と関係性に当てはまる・・・

つまり、コミュニケーションそのもの!!!

 

という事です!

 

 

故に、

 

教えていると同時に教わっており・・・

教わっていると同時に教えている・・・

もし、これに気づけないでいるとしたら・・・

厚顔無恥に陥っていないか???

 

との視点を活用して下さい!

すると、

 

何かに気づいた瞬間・・・

再び人の道を歩み出せている!!!

 

という「自分」に気づけます(笑)

 

 

ちなみに、特に「この先」は、

 

《 同じ土俵に上がらない 》との言葉のように・・・

「不作為」の行動の実践が・・・

真の勇気と優しさを「体現」し・・・

「未来」を創造する!!!

 

との視点を意識して下さい!

 

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