時には「厳しさ」を活用したコミュニケーションも ~見て見ぬ振りは真の優しさ!?なのか~

第345回:『 時には「厳しさ」を活用したコミュニケーションも ~見て見ぬ振りは真の優しさ!?なのか~ 』
【 参照キーワード: 教場、共依存、PTSD、心的外傷後ストレス障害、コミュニケーション、カウンセリング 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です!

ところで、現在のコロナ渦におきましては、自粛疲れや上手く経済が廻っていかない、また、他の人との「距離感」も含め孤立や孤独を感じたりなど、様々なストレスやイライラ感などが募りやすい状況でもありますが、このような景色を「眺めて」おりますと、コミュニケーションにおいて「雑さ」や「粗さ」も目に付くように感じられます。
そこで今回は「時には「厳しさ」を活用したコミュニケーションも ~見て見ぬ振りは真の優しさ!?なのか~」というテーマをお届けして参りますが、まず、

 

コミュニケーションにおいては・・・

絶対的な方法や決められたやり方(マニュアル)などの「形式」がある訳ではなく・・・

人それぞれ千差万別で良い!

 

という点が、まず一番の「出発点」となっております。
が、しかし、例えば、

 

作法など(の「形式」)は・・・

自らの相手への感謝などの「思い」を表現(体現)する・・・

「心映え」でもある!

 

というのも「同時に」成り立つものでもあります。
そして、今回のテーマの「厳しさ」を「裏側から」支えているポイント、それが、

 

コミュニケーションにおいては・・・

八方美人になり過ぎない!

 

という事です。
勿論、素敵で良い人に思われたい!などのお気持ちは、よく理解出来ます!
なぜなら、私自身にも八方美人の素養!?があるからです(笑)

 

では、ここから少し、ある一つのコミュニケーションをご紹介致しますので、皆さんなりの自由な感性で、ひとまず「眺めて」みて下さい!
そのコミュニケーションの素材は、ドラマ「教場Ⅱ」(原作:長岡弘樹、脚本:君塚良一、フジテレビ放映)からの、ある一場面です。
このドラマは警察学校における、教官や生徒を巡る人間模様が描かれている内容です。

では、木村 拓哉さん演じる鬼!?教官と、上白石 萌歌さん演じる女生徒との「やり取り」を「眺めて」いきますが、その女生徒のある点に異常(違和感)を感じた教官が、女生徒を教室に呼び出した場面です。
なお、この女生徒は、以前に訓練中に起きた、ある出来事を「目の当たり」にした事により、一時休学をしていて、ようやく復学してきた頃合いで、それを問われる所から始まります。

 

教官:
『 どうだ、ここ(警察学校)に戻って来てからは? 』

女生徒:
『 みんなに遅れないよう、努力しています。 』

教官:
『 努力しています、、、かぁ。
  どうして呼ばれたか分かるか?

  明日から卒業検定の試験が始まる。
  その前に伝えておく事がある。

  君をこのまま卒業させる訳にはいかない
  警察官として現場に送り出す事は出来ないという事だ。

  1年前、ここで起きた事故の事だが、事故の後、県警の監査官室が関係者に聞き取り調査をしてまとめたものがある。 』

 

この1年前の事故というのは、交通整理の訓練中に、車を運転していたある男生徒が、警察官役のある男生徒を轢(ひ)いてしまった事故の事です。
そして、それをこの女生徒は現場で目撃していました。