シンプルと複雑は両雄並び立つ ~ナホトカ号事故とモンブラントンネルから~

【 未踏の頂きだったモンブラン 】

ヨーロッパアルプスの最高峰がモンブランです。

フランス・イタリア・スイスなどにまたがり、4千メートル級の峰々が連なる、広大な山脈地帯です。

標高は4、807メートルで、「過去」には、人を寄せ付ける事はありませんでした。

 

 

しかし、100年以上の歳月を掛け、足場も悪い中、山頂近くまでロープウェイを設置しました。

また、険しい崖を切り開いて陸橋を作り、登山鉄道も敷設しました。

更に、分厚い氷河の下には水力発電も作られ、「今では」多くの観光客が訪れる事が出来るようになりました!

 

【 人々の交流を繋ぐトンネル 】

1959年、フランスとイタリアによる共同国家プロジェクトとして、アルプス山脈を貫く全長11.6キロメートルに及ぶ、「モンブラントンネル」の掘削作業が始まりました。

フランス側とイタリア側の「両方」から半分ずつ、爆薬で爆破し、コンクリートで壁面を支えながら掘り進められました。

 

そして、1962年8月14日、トンネルが繋がり、内部の完成には「更に」3年を掛けました。

トンネル内部の道路を支える下側には換気システムを備え、トンネルの両端には換気設備も設置し、1965年7月に開通しました。

 

こうして、山脈で立ち塞がれていた、

 

周囲の町の人々の交流が可能!!!

 

になりました!

 

 

【 痛ましい事故の教訓から昇華させる 】

しかし、1999年3月24日、トンネル内で1台のトラックから火の手が上がりました。

トンネル内の温度は1、000℃に達し、壁や天井も深刻なダメージを受けます。

そして、数多くの車両も「巻き込まれ」、鎮火まで53時間掛かり、39名が亡くなりました。

 

被害が拡大した原因が、

 

増え続ける交通量に・・・

トンネルの設備が対応出来なくなっていた・・・

 

と判明しました。

 

 

そこで、大規模な改修作業が行われました。

37個のシェルターの設置や、避難方法の見直しを行い、高性能の換気システムも取り入れました。

これにより、煙が発生しても空気の流れを「止める」事が可能になり、煙の流れを「制御し拡大を防ぐ」などの、排煙設備の大幅な強化も行われました。

 

更に、トンネルの両方の出入り口に換気ステーションを設置し、トンネル内に160台のカメラを増設するなど、24時間体制の監視システムに強化しました。

そして、現在も「試行錯誤」を通して、改良が続けられている中、

 

痛ましい事故を教訓にして・・・

モンブラントンネルは安全対策の面で世界の模範!!!

 

となりました!

そして、モンブラントンネルの関係者が、次のコメントをしています、、、

 

関係者:
『 (補修などの)交換作業は先の事を考えて、常に計画性を持って行います。 目標はトンネルの寿命を出来るだけ伸ばす事です。 5年や10年の話ではありません。 100年後も、モンブラントンネルが使われる事を目指しています。 』

 

 

では、モンブラントンネルも終了し、今回はメタファーが主眼なので、シンプルに締め括ります!

 

【 一ひねりの視点で変化する 】

まず最初に、

 

物事や出来事の多くを・・・

複雑にしているのは私達自身・・・

 

というのが事実であり真実です。

しかし、ここで大切で必要になるのが、

 

シンプルと単純は違う!!!

 

という視点です!

 

そして、

 

複雑に「一ひねり」加えると・・・

「丁寧」に昇華する!!!

 

という事です!

繰り返しですが、今回はメタファーが主眼なので、「論理や理屈」で考える必要性はありません(笑)

 

 

そして、TOPICSでは、

 

成長は螺旋状に進む!!!

 

と伝えています!

 

そこで、次の視点を考えて下さい、、、

それは、

 

一ひねりと螺旋状の「関係」

 

です(笑)

 

 

そして、ナホトカ号事故とモンブラントンネルの「共通点」が、

 

「過去」と「未来」を繋いだのは・・・

「(当時という)今」であり・・・

全てに「人の手」という・・・

「想い」が関係している!!!

 

という事です!

 

※ 関連TOPICSはこちら

・ 『 人生の壁を乗り越え消し去る為には ~国境&ゲンジボタルから~ 』

・ 『 関係性に気づき希望を生み出す ~感情が架け橋となってくれる~ 』

・ 『 赤ちゃんの頃を想い出せば成長が加速する!? ~答えは既に自分の中にある!?~ 』

・ 『 急がば回れ・・・誰にでも可能な「丁寧」という視点 ~人の心を感動させるのは何か~ 』

 

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