第537回:『 人生の壁を乗り越え消し去る為には ~国境&ゲンジボタルから~ 』
【 その他参照ワード:ベルリンの壁、自由への跳躍、フラッグセレモニー、同時明滅、フォッサマグナ 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
人生の夢や目標を遠ざけたり、妨げる何かを、象徴・シンボルとして「壁」と呼ばれるケースが多いです!
すると、壁を乗り越えたり、時には壁を消し去る事も必要になります。
そして、この壁は大きく「2つに分類」出来ます。
それが、
社会や世の中という「外面(外側)」の壁・・・
自分という「内面(内側)」の壁・・・
です!!!
では、最初は「外面(外側)」の壁を、番組『 映像の世紀 バタフライエフェクト 』(NHK)から、「壁 世界を分断するもの」の回を少し眺めます!
【 増え続ける壁の現状 】
「過去」には、中国の万里の長城、イギリスのハドリアヌスの長城、また、「現在」も続いている韓国と北朝鮮の北緯38度線(軍事境界線)など、世界には様々な壁が存在しています。
そして、壁の代表例と言える、ベルリンの壁が崩壊した当時、世界に存在していた壁は「16」でした。
しかし、今やその数は「78」にまで増加しています。
そして、その壁の長さは、地球1周分の4万キロに及んでいます。
2015年には、EU加盟国のハンガリーがセルビア国境沿いに壁を作り始めました。
また、ウクライナとロシアの戦争に端を発し、フィンランドは昨年から200キロに及ぶ壁を、ロシアとの国境に建設中です。
そして、アメリカとメキシコの国境の壁に加え、そのメキシコシティの町の中には、更に富裕層と貧困層の居住区を「隔てる」壁があります。
同じく、ペルーのリマにも富裕層と貧困層の居住区を隔てる壁があり、「恥の壁」と呼ばれています。
【 矛盾を含む壁 】
現在進行中の代表例では、パレスチナとイスラエルの戦争があります。
パレスチナ自治区は、ヨルダン川西岸地区とガザ地区の「2つに分かれて」いますが、イルラエルは両方の地区を取り囲む壁を作り、現在も壁を伸ばし続けています。
そして、ヨルダン川西岸地区では、毎朝(実態は深夜から)パレスチナ人の多くがイスラエルへ仕事に出掛けています。
しかし、イスラエルへ入る検問所は、まるで動物園の檻のようなもので、人で溢れ返っている中、何時間も待たされます。
パレスチナの貧困という理由もありますが、イスラエルもパレスチナの人々を労働力として必要としている面があるのも「事実」です。
【 分断を生んだベルリンの壁 】
ベルリンの壁は1989年11月9日の崩壊まで、28年の月日を要しました。
当時のドイツは、東ドイツと西ドイツの2つに分かれていました。
そして、東ドイツの中にある都市がベルリンであり、更にベルリン自体が、東ベルリンと西ベルリンに分かれていました。
西ベルリンでは比較的自由な往来が許可されていたので、東ドイツ(ベルリン)市民は西ベルリンを経由し、空路で西側諸国に脱出する人が多数いました。
すると、東ドイツ政府は市民の流出を防ぐ為に、1961年8月13日の夜、東ベルリンを「封鎖」しました。
これにより、家族も夫婦も恋人も「分断」されてしまいました。