カウンセリングの練習法 ~善意と悪意と正直と嘘という視点から~

【 想定問答の視点を更に飛躍させる 】

ここで視点を更に飛躍させます!

○ 《 大谷さんが違法賭博である事を知って肩代わりをし、なおかつ大谷さんが肩代わりする事が違法となるとは全く知らなかったにも関わらず、顧問弁護士等から「違法賭博である事を知っていたら罪に問われる可能性が出るから、違法とは知らなかったと嘘を付くように」と提案をされて悩んでいるケース

ここでも繰り返しで恐縮ですが、あくまでカウンセリングの練習法であり、私の脳内!?思考!?で繰り広げられる展開ですので(笑)

では、このように違法賭博とは知らなかったと「嘘を付いた」場合の、その後の大谷さんの心の中を想像してみます、、、

 

チャンスの場面でホームランを打って観客がスタンディングオベーションで迎えてくれたけれど・・・

どこか素直に喜べない自分も同居している・・・

なぜなら自分はファンに対しても嘘を付いたのだから・・・

 

そして、このような傾向(感情)が更に昂じてくると、

 

ホームランを打っても喜べない自分がいるのであれば・・・

何の為に自分は練習をしているのだろうか???

 

と、この先は練習に身が入らなくなり、それと同時に成績を残すのも難しくなっていき、ファンも離れていく流れも想像出来ます。

そして「違法賭博であった事を知らなかったと嘘を付くよう」提案された際に、仮に嘘を付くであっても、嘘を付いてしまったでも、

 

自らを振り返り・・・

自らの至らなかった点などを認め反省し・・・

自らの思いを正直に(素直に)公表する・・・

 

というのが一番の最善策になります。

そして、おそらく、そんなの当たり前の話じゃないの???と思われる事でしょう(笑)

 

 

【 カウンセリングで陥りやすい落とし穴 】

カウンセリング等に来る前のクライアントに関し、

 

自らの心の逡巡や揺れ動きに気づいているからこそ今あなたに相談に来ている・・・

 

というのも忘れがちになる視点です。

そしてクライアントの気持ちの中には、ほんのチョットの背中の後押しが欲しいというケースは多くありますが、

 

アドバイスや提案をした後はクライアントの選択と決断を尊重し・・・

クライアントをコントロールしようとしてはならない!!!

 

というのが最も大切で必要になります!

勿論、自殺などの相談では何とか防ぐように一生懸命に説得などをしますし、私も同じくそのようにしますし、これは誰かを傷つけたいなどの相談でも同様です。

しかし、「クライアントをコントロールしようとしてはならない」というのは、

 

そもそもがコントロールなど出来ない

 

というのが事実であり真実です。

勿論、同じく自殺などの悩みで実際に実行されてしまった場合などでは、「他に出来る事はあったのではないか、、、」など思い悩み惑うのも正直な所でしょう。

そして、ここに正解や答えなどは存在しませんが、1つ目の話題のアメブロの箇所を思い返してみて下さい、、、

 

『 口では綺麗事を言っておきながら(ブログでは素晴らしく効果があるなどと美辞麗句を謳っておきながら)・・・全くもって他者の気持ちなどを推し量る事が出来ていない!!! 』

『 (自分のブログを見て貰うという)目的の為には手段を選ばず 』

 

ここでの「綺麗事(美辞麗句)」そして「目的」という視点、そして「他者」と「自分」という視点に着目して考えてみて下さい!!!