カウンセリング・ヒプノ(催眠)・レイキの基本を日々の生活に活かしてみる

【 開発と環境破壊に激怒する海原雄山 】

これは政府による石垣島の農業振興策としてサトウキビとパイナップルの栽培に補助金を出している事から、農民達が充分な対策を講じないままに畑を広げている事で赤土が川や海に流出してしまっているのが原因であり、それと同時にサンゴ礁にも多大な影響を与えていました、、、

 

山岡達は石垣島の砂浜を見学に行くと、同じ所に海原雄山とリゾート開発の為に空港建設を推進している会長筒金という名前)が見学に来ていました。

実は、リゾート開発の為の空港建設によりサンゴ礁の一部が埋め立てられようとしていて、石垣島の内部では空港建設の賛成派と反対派の分断が起こっていました。

そして、会長は海原雄山にリゾート開発の為の協力をして貰いたいと話すと、海原雄山は今この場で返事をすると告げます、、、

 

海原雄山:
『 筒金さん、私は長生きのための料理を作ろうと思うのだが・・・・・ まずその前に、あなたにうかがいたい。 人間は、なぜ長生きをしたがるのですかな? 』

会長(筒金):
『 それは、自分のやりかけた仕事を完成させるためとか・・・・・ この世の楽しみをもっとたくさん味わうためとか・・・・・ 』

 

海原雄山:
『 なるほど・・・・・ ところで一方では自殺する人間も世の中には少なからずいるようですが・・・・・? 』

会長(筒金):
『 自殺するなんて愚かな人間でしょう。 あるいは、生きているより死んだ方が楽だと思うほど、ひどい絶望におちいった人間か・・・・・ 』

 

海原雄山:
『 ふうむ。 では自殺したいと思っている人間が、同時に長生きのための料理を食べようと思うでしょうか? 』

会長(筒金):
『 ま、そりゃ、自殺と長生きを両方願うなんてことは、あり得ませんな 』

 

海原雄山:
『 私もそう思う。 筒金さん、あなたは自分の会社を長生きさせたいと願っていますか? 』

会長(筒金):
『 当然でしょう。 』

 

海原雄山:
『 で、石垣島をリゾート開発しようと考えておられるのですか? 』

会長(筒金):
『 そうです。 』

 

すると、海原雄山は声高々に笑いながら、、、

海原雄山:
『 わあっはっはっはっ、こりゃおかしい! わっはっはっは、こりゃ滑稽だ! 』

 

 

そして、会長が理由を問うと海原雄山はギロリと睨みながら、

海原雄山:
『 私が笑ったのは、あなたがあまりにも滑稽だからですよ。 なぜなら、あなたは自殺と長生きを両方願う愚か者だからです。 ふふん・・・・・ 人間、目の前の欲に惑わされるとこうも愚かになるものなのか・・・・・ 』

 

そう言われた会長は激怒し海原雄山に更に理由を問いただしますが、海原雄山は山岡が理由を説明してくれるはずだと話し、会長のような愚か者とは付き合えないと協力するのをキッパリと断ります!

会長(筒金):
『 な、なに断る!? 筒金グループの支配者である、この私に、逆らうと言うのか!? 政財界の大物をも動かす私を、敵に回すとは身の程知らずな! 海原雄山もこれまでだぞ!! 』

 

と激怒します!!!

それに対し海原雄山は再び会長を睨みながら、、、

海原雄山:
『 政財界の大物だと? 下衆(げす)な根性をさらけ出しおったな。 この海原雄山、天が下に恐れるものいっさいなし! ただ、自らの芸術の完璧ならんことを追求するのみ! きさまごとき、リゾート開発などとぬかして国土を食い荒らして浅ましく肥え太った寄生虫になにができるか、やってみろ! 』

 

そして、海原雄山はその場を立ち去ります、、、

そして、山岡は会長に理由を説明すると同時に、会長(筒金)から長寿料理対決のヒントを貰ったとお礼を言い、対決の場に招きます!