PFAS(ピーファス)問題から考える二者択一の「二者」の真の意味

【 米軍基地との関連性 】

ここで視点を変えてみます!

2020年に沖縄県の普天間飛行場から流出したPFASを含む泡消火剤が河川に流れ込んだ事件がありました。

しかし、これ以前の2012年にも米軍横田基地の倉庫・タンクなどから泡消火剤が漏出し、日本の防衛省は2019年に把握しておきながら《 その時には 》公表しませんでした。

更に2020年に同基地の消防車からも漏出しますが《 同じく 》米軍はこれを公表しませんでした。

 

これらが元で2021年の東京都の地下水検査に繋がり、その《 結果 》として都内の17の自治体で暫定目標値を超過している事が判明します。

そして、昨年の2023年に基地周辺の住民達の血液検査を行った所、6割の住民から(アメリカ基準での)健康被害の怖れのある血中濃度値が検出され、同年7月に米軍は《 ようやく 》漏出を認めます。

しかし、基地外への流出は《 否定 》し続け、「日米地位協定」の関係からか日本政府による調査なども《 一切行われないまま 》来ています。

 

更に、これ迄に漏出したPFASの処分に関しても「日本の費用(国民の税金)」で賄われ、米軍基地内への立ち入り調査が行われた場合でも証拠品等は全て処理や処分された後の《 形だけのもの 》が実状です、、、

 

 

繰り返しですが、PFASという総称の中には1万種類以上の物質が存在していると言われ、この一つ一つの物質を特定して、健康への影響などを明らかにし、そして規制するには膨大な時間が掛かるのは論を待ちません、、、

 

【 「反映」という視点が欠かせない 】

番組からの紹介はここで終了ですが、昨年末には厚生労働省により大麻グミに含まれていた有害成分「ヘキサヒドロカンナビヘキソール(HHCH)」が薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)の指定薬物に追加され、同年12月からこの成分を含む製品の製造と販売が禁止される出来事もありました。

しかし、これも《 イタチごっこ 》と言われる中、今回のPFASと大麻グミの成分では《 場面が違う 》と思われるかもしれませんが、TOPICSで幾度も伝えている、

 

物事や出来事は大なり小なり《 それぞれを反映 》している

 

という視点の真意も感じ入って貰えれば、、、

 

【 「根」の存在を意識する 】

昨年末の締め括りのTOPICS『 振り返りという膿み出し無しに未来は創造出来ない ~水戸黄門の出現を待つ!?~ 』では、

 

・ 旧ジャニーズ事務所における元代表の故ジャニー喜多川 氏の性加害事件

・ 旧統一教会における高額献金等の問題や宗教2世

・ 日本大学における元理事長の背任事件や組織の体たらく

・ ビッグモーター社の不正車検と損保ジャパンとの関係

・ 自民党の政治家による裏金問題

・ 戦争

 

という6つの出来事を取り上げ、これらの全てが、

 

《 明るみになった 》のが今年(2023年)であるだけで・・・

《 根は 》以前から存在していた!!!

 

《 今この時 》にも「同じような根」は続いている(その可能性がかなり高い)かもしれず・・・

《 気づく 》事は出来ずとも《 無関心 》を装い続けていると・・・

《 新たな 》出来事を生み出してしまう!!!

 

と、伝えています、、、