【 シンボルと象徴 】
メリンダに会ったクリスティーンは活き活きと、そして喜々として雑貨を取り出し、そこに描かれている色々な絵を口に出して言葉で表現し始めます。
そして、色々な絵からクリスティーンは自分の幼少期の想い出や記憶を結び付け語り始めます。
つまり、その絵はクリスティーンにとってのシンボルと象徴でした。
特にエネルギー値が高かった雑貨に描かれていたのがウサギの絵で、その意味をメリンダがクリスティーンに聞くと「ウサギはママ(母親)だ」と答えます、、、
【 明らかになる母親 】
そこにデニスも現れ、メリンダに「クリスティーンの母親を見つけた」と告げます。
クリスティーンが雑貨を裏返しにして繋げていくと、それはパズルになっていました。
そこに現れた(描かれていた)顔をクリスティーンは「ウサギだ」と話し、その絵はクリスティーンの母親である事が分かりました。
そして、何かを感じ取ったメリンダは雑貨を持ってある所に向かいます。
それがフリーマーケットで雑貨を売ってくれた店主の女性でした、、、
女性はクリスティーンの母親である事を明かします。
そして、メリンダがクリスティーンを手放した理由を聞くと、
クリスティーンの母親:
『 あの子が生まれた当時、自閉症に対する世間の認識が低かった。
母親を見ず笑いもしない子を持った気持ちが分かる? 触れようとするたびに子どもが泣き叫ぶの。
医者に診せると、私のせいだと言われた。 あの子が自閉症なのは私が悪い母親だからとね。
私と同じ立場の母親たちは“ 冷蔵庫マザー ”と呼ばれた。
私たちがあまりにも冷淡だから、子どもたちが安らぎを求めず殻に閉じこもったんだとね。
(施設に)訪ねて行ったけど、会えなかった。 娘を治したいなら近づくなと(医者に言われた)。
(「それから(クリスティーンと)会ってない?」とメリンダに聞かれ)一度、会った。
娘が若い男性と暮らしてた時にね。 彼も自閉症だった。
でも(娘と私は)ケンカ別れに、、、 』
【 デニスが伝えたかった愛 】
メリンダは二人の女性が口論していた幻視に合点がいき、母親に話します、、、
メリンダ:
『 肝心なのは娘さんと会う事よ。 あなたが必要なの。 』
そして、メリンダと母親はクリスティーンに会う為に病院に向かいます、、、
母親はすっかり大人になったクリスティーンに「本当にゴメンなさい」と話します。
しかし、クリスティーンは反響言語(相手の発した言葉と同じ言葉で返答する言動)で同じように「ゴメンなさい」としか話しません。
メリンダは母親に、
メリンダ:
『 大丈夫よ。 聞こえてるから気持ちを伝えて。 (クリスティーンは)恨んでなどないし、決して怒ってないわ。 』
しかし母親は、
クリスティーンの母親:
『 私がいてもいなくても関係ないのよ。 』
と心を閉ざします、、、
そこにデニスが再び現れ、
デニス:
『 それは違う。 愛は忍耐だ。 そう伝えて。 』
とメリンダに話します、、、
メリンダはデニスのメッセージを母親に伝え、母親も心を決めて再びクリスティーンに話しかけます。
しかし、やはりクリスティーンの反応が自分の思った通りにはならず、母親は病院を出て行ってしまいました、、、