統合を学ぶ為に分断を経験する必要はない ~賢者は歴史に、愚者は経験に~:前半

ところで、2023年1月28日の第443回目のTOPICSは『 帰属意識の活用法 ~性暴力等からの回復や魂の視点も含め~:フェミニズム運動という契機 』というテーマでしたが、この回では特に性暴力を受けた女性や、性虐待を受けた子どもなどの心的外傷(トラウマ)を抱えた人々の間ではバイブルと言われている「 心的外傷と回復 」(ジュディス・L・ハーマン:著、中井久夫:訳)という本も取り上げ、この本の著書でありハーバード大学出身の精神科医のハーマン氏の言葉として、(ハーマン氏が)考える性暴力等からの回復(快復)について最も大切なのが、

 

【 本人が生きる力を取り戻し《 人との新しい結び付きを創る 》こと 】

【 《 本人が主体となって 》回復すること 】

【 医学的ケア、食事、睡眠などの《 安全が確保された後 》に起こった体験を語って貰うこと 】

【 何が起こったかを話す事だけではなく、《 何を感じたか 》を話すということ 】

 

が必要であるとの紹介をしておりましたが、この芸能プロダクションで起こった事件の根本でもあり、性加害や性暴力に限らず、DV(家庭内暴力)や虐待や職場等でのハラスメントやイジメも然り、SNS等における誹謗中傷などにおいても、

 

男性や女性や大人や子どもや立場や肩書きなどの側面と関係なく・・・

自己勝手(自分の欲求だけを満たすなど)で自己中心的な優劣や主従といった歪(ゆが)んだ間違った思い込み・・・

 

というのが関係しておりますが、

 

加害をする人は・・・愛を知らず・・・愛を理解出来ておらず・・・愛を知ろうとも・・・愛を考えようとも・・・愛に気づこうとも・・・していない・・・出来ない・・・人・・・

 

という面があります。
勿論、これらが加害する事の言い訳や弁解にも全くなりませんが、マザー・テレサが言う所の、

 

愛の反対は無関心

 

という視点を今の世の中や社会に当てはめてみると、、、

では、次はマイナンバーカードと保険証の一体化に関して多くのトラブルや混乱が起きましたが、これには厳しい言い方ですが、(税金からの)ポイント付与という「ニンジンをぶら下げられ」、そして、それに《 踊らされた 》人達も多数おりますが、これに関しては2023年7月1日の第465回目のTOPICS『 薄れゆく記憶には気づけば良い ~2つの雪印事件から学び取る日本の現状も~ 』などでも既に触れて来ておりますので、今回は述べるに及びませんが、勿論、便利になるであろうと考え申請した方も多い事でしょうし、私はポイントを貰って申請した方を非難や批判をしている訳では全くございません

ただ、中には保険証と一体化した後でも、すぐに解除する事が出来る仕組みであるが故に、《 画策して 》ポイントを貰ったらすぐに解除したという人も実際にいらっしゃいます。
TOPICSでは、

 

最も問われるのは真の動機

自分のした事は自分に反ってくる

 

との視点を幾度もお伝えしておりますが、マイナンバーカードに限った事ではなく、この2つの視点を眺めた際に不安や心配を感じるなどの《 身に覚えのある(自覚のある) 》方は、今ここからで良いので《 自分なりの良き種を蒔く 》という事を心掛けてみて下さい。