第482回:『 引きこもりや鬱症状などからの脱却のヒント ~外部刺激を活用し自己というテリトリーを拡げる~ 』
【 その他参照ワード:潜在意識、顕在意識、図書館、ショッピングモール、ISS、美味しんぼ 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
引きこもりや鬱症状などは《 他人事 》ではなく、年齢や性別などにも関係無く、誰にでも生じ得る(その可能性のある)ものです。
また、その理由や背景もイジメやハラスメントなどの《 他者 》が関係しているケースもあれば、人生(将来)に展望が持てないなど《 自ら 》に関係しているケースもあり、人それぞれ様々です。
そして、
引きこもりや鬱症状などの実態(真実)の一つに《 自らの内面を探る 》作業をしている
という事があります。
そして、今回の《 ヒント 》の真意とは、
《 顕在意識 》では、引きこもりや鬱症状などが望ましくない(好ましくない)と理解し判断していても・・・
《 潜在意識 》では、現実味(現実感)を帯びていない状態・・・
というケースが多いという意味です。
故に、メタファー(物語や比喩や暗喩)を活用して潜在意識に届けやすくするのが今回の主眼です!
そして、暑過ぎたり寒過ぎたりなどの《 外部刺激(外部要因) 》でも、
《 肌を刺す 》ような不快感から家の外に出たくなくなる(気分が塞ぐなど)・・・
というのは多くの人も経験があるでしょうし、これも自然なものです、、、
では、ここから一つ目のメタファーとして、『 ヒューマニエンス 』(NHK BSプレミアム)という番組から「 “ 宇宙体験 ” 私たちの “ 次なる章 ” がはじまる 」の回を少しだけ眺めていきます!
この番組には2005年、2009年、2020年と計3回の宇宙ステーションでの生活経験を持つ、宇宙飛行士の野口 聡一 氏が出演していました。
【 当事者研究という視点 】
宇宙ステーションが存在する目的の一つに、
《 当事者研究(特殊な経験を持つ人が自らを対象にして行う研究) 》
というのがあります。
それに関して野口 氏のコメントです。
野口 氏:
『 宇宙体験というのをちゃんと自分達が捉えきれていないんじゃないかと。
自分自身の問題だけれども、それをあくまで客観的に捉える中で、自分の中で(自分の)内面世界がどう変わっていったかを解き明かしていく。
(中略)
自分はあくまで研究対象で他の先生方とか研究者の方が僕の体を使って、それを(人の体に及ぼす変化や影響を)観ていく。
まさしくモルモット扱いをされる訳ですけれど、一方で心に関しては、やっぱり、この問題は僕じゃないと分からないのじゃないかという気持ちが凄くある訳ですよね。
それで、当事者研究という言い方で僕たち呼んでいるんですけれど、僕自身が宇宙で何を考えていたかと(言うと)、(宇宙と地球とでの)人間関係の変化とか、自分自身の地球に対する見方とか当然変わってくるので、何を考えていたかをちゃんと言葉に変えていく作業を大変だけれどちゃんとやろうねっていうのが、この当事者研究の、ある意味スタートなんですね。
(中略)
地上(地球)で出来ない事が、一気に拡張する感覚ってやっぱりある訳ですよ。
例えば(宇宙では)軽自動車くらいの荷物を本当に片手で持ち上げて運べる訳ですよ。
そういう自分の能力の一時的とは言え、拡張を体験した後は、やはり元に戻るというのは、自分の世界観や能力観としては、凄い縮減した感じにはなってしまいますよね。 』