敢えて避けているコミュニケーションの隙間も活用してみる ~真の動機に気づけるチャンス!?~

そして、俊子の方では一太郎がご飯を食べないのを止めさせる為に、お金(お駄賃)を払うから家の料理の仕事を手伝うように一太郎に《 提案 》します。
そして、自らで稼いだお金で食べ物を買ったらお父さんに食べさせて貰っている事にはならないのではと《 入れ智恵(活き智恵)!? 》をします(笑)

ただ、そのような提案をした俊子の想いにある《 真の動機の一つ 》には、料理をさせる(体験させる)事でお父さんの仕事の内容を少しでも《 理解して貰えれば 》という面もありました。

そして、一太郎から再三に渡って「お父さんは今はどこで働いているのか???」と聞かれますが、俊子は「言えない」と答え、「ただ、お父さんはちゃんと働いている事だけは《 信じてあげて欲しい 》」と伝えます、、、

 

そして、一太郎は稼いだお金で先程のお梅さんの食堂でご飯を食べますが、その食堂の料理人は腕に傷があり、それも昔ヤンチャして付けた傷だと聞かされ、更に一層のこと、料理人という仕事に不信感を持ち始めていきます、、、

そして、篤蔵自身も今のままの状況は良くないのではと考え始め、一太郎に《 ちゃんと話した方が良いのでは、、、 》などと悩み始めます、、、

 

すると、俊子が風邪を引き体調を崩して寝込んでしまいました。
ただ、篤蔵は子ども達に「お客様に風邪をうつしてはいけないから2~2日家を空ける」とだけ《 告げ 》家を出ていこうとしますが、実はこれも天皇に風邪をうつしてはいけないとの《 前もって夫婦二人の間で話し合って取り決めていた 》事でした。

ただ、そのような《 事情を知らない知らされていない 》一太郎は母の看病もせずに家を出ていこうとする篤蔵に更なる不満や不信、忿怒の感さえ持ち始め、険悪な雰囲気が益々漂う中、俊子は一太郎に天皇という点は《 伏せ 》、お客様に風邪をうつさない為の二人の取り決めだと説明しますが、一太郎は「たかが料理人に大袈裟な話だね、たかが料理だろ、飯作ってるだけだろ」と本心?憎まれ口?で口を滑らせてしまいます、、、

案の定、篤蔵は烈火の如く一太郎を叱り、手も上げた上に家を出ていってしまいます、、、

 

そして、一太郎は俊子の看病をする中、俊子は一太郎に「お父さんは自分(俊子)も一太郎も、家族皆を大事に大切にしている、ただ、お父さんには他にも大事に大切にしなきゃならないものが沢山あり、だけどいつかお父さんは本当の事を話してくれると思うよ」とだけ《 告げます、、、

そして、篤蔵が公爵邸で出張料理を頼まれ仕事をしていた最中に関東大震災が起こってしまいます!!!

 

篤蔵は家族が心配で探しに行こうとしますが踏みとどまり、宮内省に駆けつけます。
そして、調理場の仲間から天皇の料理は大丈夫だから家族を探しに行けと言われ、家族を探す為に皇居の外に出た所、そこは避難民で溢れ返っていました、、、

その光景を見た篤蔵は調理場に戻り、皆で避難民の為の炊き出しする事に取りかかります。
勿論、篤蔵自身も家族の身を案じた中での事です、、、

すると、避難民が増え続けている事から皇居の中に避難民を受け入れる事が決断されました。

 

このように懸命に炊き出しをしている中、篤蔵は水を貰いに来た一太郎を見つけます。
一太郎は泣きながら篤蔵に逢えた事を喜び、お互いに抱き合い、篤蔵が一太郎に家族の状況を尋ねた所、実は水を貰いに来たのではなく、俊子の仕事である産婆(お産)にお湯が必要になり、それで一太郎が手伝いとしてお湯を貰いに来た事が分かりました。

篤蔵も泣きながら一太郎を抱きしめ、家族の無事に安堵し、そして家族皆それぞれにやれる事に専念していきます!!!

そして、皇居内で炊き出しをしている篤蔵の姿を見て、一太郎は俊子にどうして今まで教えてくれなかったのかを《 冷静に 》尋ねました、、、