誰かや何かの為にという落とし穴!? ~絵本動物会議&里親制度より~

では、次は東日本大震災後に創立された(番組放映当時では創立7年)福島県内のある中学・高等学校における、(おそらく)女子高生の皆さんが動物会議を読んで何を思ったかをそれぞれ話し合っていた場面です。

ある女子高生Aさん:
『 単純に思ったのは、この本は50年前の本なのに、何か今と全く変わらない事を言ってるなぁって風に正直感じちゃった部分が多くて、例えば、大人は子ども達の為にっていう風にして何かやろうとしているけど、結局それって子ども達の為じゃないじゃんっていうので、もう昔と今で全く考え方が変わってないというか、子ども達の為に大人はしようとしているけど、それが子ども達の為になってないとか、実際に行動に移されてないっていうのが凄い悲しいなぁっていう風に私は感じました。 』

 

ある女子高生Bさん:
『 私は特に何々の為にっていう言葉がそもそも、あんまり好きじゃなくて、何か、この絵本で書かれてるのは大きい話だったからチョットあれなんですけど、例えばお母さんとかにあなたの為を思って言ってるのよとか、やってるのよとか言われるの嫌じゃないですか(笑)
  責任とか、そういうのを全部、あなたの為だからって、言われてる側に押しつける言葉かな???って感じちゃってて、何か子ども達の為にって、誰々の為にって言いながら、結局言ってるのはそっちじゃんってなるよなぁって思って、何か無責任だなぁって思った。 』

 

ある女子高生Cさん:
『 何か、何々の為にっていうのは、相手の事を本当に思って、善かれと思って言う言葉なのか、それとも、その場で相手の口の動きを何か止めたくて、相手の考えを否定したくって、それ以上何も言い返して欲しくなくて、あなたの為に言ってるのよっていう言葉か、どっちかの場合というかパターンかなぁと思っていて、自分の考えを疑ってしまうキッカケになってしまうかなぁと思って、だから、何か私の為にって言われたけど、私はこうしたいけど、私の為になるのはこっちなの!?じゃあ私の意見はどっちの方がいいの!?って、今まで持ってた信念というか、そういう信念に近いような考えが揺らいでしまうかなぁって思って、そこは、そうなった場合は悪いかなぁって、悪い面かなぁって思います。 』

 

とても鋭く、皆さんちゃんとご自身の考えを抱き、それを《 発言(という実践が)出来ている 》という、《 大人達が見習う必要性のある 》場面でしたね!?(笑)

そして、大人達それぞれが「誰かや何かの為に」と口々に《 垂れ流し続けて 》いても、、、その結果(受け取る側との落差)たるや、、、(笑)

そして、このTOPICSでは、

 

今年(2023年)は・・・

実践とグループソウル(類魂)という視点が大切で必要となる!!!

 

と、魂の視点も交え《 繰り返し繰り返し 》お伝えし続けている次第です(笑)

ちなみに、当初のTOPICSではあまり意識しておりませんでしたが、特に最近(ここ数年)のTOPICSでは《 思い 》と《 想い 》との言葉を出来るだけ使い分けるようにしております(笑)

では、この番組からは最後になりますが、あるお母さんが次の事をお話しされておりました。

 

あるお母さん:
『 もう、これは今でも覚えてるんですけど、(子どもさんが)まだ小学校に入る前に、田舎が町田(町の名前)なんですけどロマンスカー(という電車)に乗ってて、西新宿の大きいビルがワァ~って立ち並んでて、「ママこのビルの風景好きじゃないなぁって、早く緑の多い風景になって欲しいなぁって」(子どもさんに)言ったら、「大人が創った世界をどうして嫌いなの?自分達が創ったんでしょ!」って言われて、何かハッとしちゃって、やっぱりそれが今でも答えられなくて、今でも何か覚えてますね。 』

 

と、番組自体はその後も、動物達にさらわれた子ども達の気持ちや行方や、動物達の真意を探るなどの小学生の子ども達同士での意見や考えなどを交わし合ったりなども紹介されております!

 

では、ここ迄は「(笑)」も活用しつつ、ある面では気軽な感じで眺めて参りましたが、ここからは一つの《 現実 》を皆さんに突きつけてみます、、、