群衆心理(群集心理)が向かう先には:後半 ~理性からの協力と感情で群れる事の違い~

ところで、陰謀論マインドコントロールというのもあり、これも大変な問題ではありますが、時に事実や真実を陰謀論という範疇に《 隠したい 》という思惑を持つ者(団体も含め)もいるので、その点は要注意という事もあります。
これはオカルト(という範疇に紛れ込ませる)でも同様です。
かつては「天動説と地動説の争い(対立)」であったり、「魔女狩り」も同じでした、、、

 

そして《 理想と現実 》では理想を語るとお花畑と言われる事も多いですが、幻想を現実であるかの如く《 煽る為 》に用いられる事も多々あります。
繰り返しですが《 「諦める」の語源は「明らかに究める」 》です、、、

では番組に戻しますが、群衆心理の一例として2021年1月に起きた米国でのアメリカ連邦議会議事堂の襲撃事件も挙げられていました。
ここでは、何と言っても、

 

我を忘れた状態に気づき・・・

我に返る事が最も大切で必要!!!

 

との《 反面教師 》となります。

そして、ル・ボンの著作である今回の『 群衆心理 』をアドルフ・ヒトラーが愛読していました。

そして、前回に登場したマクシミリアン・ロベスピエールは元は弁護士でしたが、フランス革命の中心人物となり得た一つの要素として、演説中に自分と考えや意見の異なる人達を「人民の敵」と決めつけた点が挙げられています。
自らが崇高な殉教者やヒーローであるかの如く、次々と政敵の処刑を実行していったのも前回にお伝え済みですが、言わば《 分断(という対立)を煽っていった 》とも言えます。

 

そして、演説の最後には毎回「自分も人民の一人である」と強調し、自分に逆らう者は人民に逆らう者と同じであるとの《 印象(恐怖など) 》を植え付けていきました。
これも《 過度な二者択一(を迫る) 》と同じ意味になります。

このような指導者の手口に対してル・ボンは次のように述べています。

ル・ボン
『 およそ推理や論証をまぬかれた無条件的な断言こそ、群衆の精神にある思想を沁みこませる確実な手段となる。
  断言は、証拠や論証を伴わない、簡潔なものであればあるほど、ますます威力を持つ。
  何らかの政治上の立場を擁護すべく求められる政治家とか、広告で製品を宣伝する産業家は、断言の価値を心得ているのだ。 』

 

ところで、これもここ数年来《 そのような批判は当たらない 》などの言葉も《 何の説明もないままに 》よく見聞きしますし、前回でも触れたコロナワクチンでは、(現在主流の)オミクロン株は重症化しづらい(しにくい)ので旅行支援もするから(お金を出すから)経済を回せとせき立てる一方で、重症化予防の為にワクチン接種を推奨するとの、子どもでも分かる論理の《 矛盾 》が容易に見て取れます。

そして、未だに「リスクよりもメリットが上回る」との言葉がメディアでは垂れ流され続けてもいます。
果たして、何がリスクで、何がメリットなのかを、これ迄の知見を元にして、ちゃんと定義出来ているのでしょうか???
データ等に基づいたかなりの《 反証や警鐘 》の声が日増しに積み重なって来ているにも関わらず、まるで《 目を背けている 》かの如く、、、

ここには《 振り返り(総括) 》という視点が完全に欠落してしまっています、、、

ただ、それも《 意図的な不作為 》という事でしょうが、、、

 

また、前回もマイナンバーカードは取り上げましたが、従来の(紙の)保険証の人は窓口負担が増える施策を政府が検討しているとの事です。
仮に所得も保険料も同じAさんとBさんがいたとして、保険証という《 形や器の違い 》で《 不公平 》が生じる、、、いえいえ、私には国の意に沿わない者への《 差別 》としか捉えようがありません。

こうまでして《 押し 》進めたい《 真の動機 》にあるのは、、、一体全体、、、何なのでしょうか、、、