三日坊主の勧め!?(笑) ~アリストテレス哲学より~:幸福と徳と中庸

第431回:『 三日坊主の勧め!?(笑) ~アリストテレス哲学より~:幸福と徳と中庸 』
【 参照キーワード:自律神経、予期不安、小さな成功体験、中庸、アリストテレス、ニコマコス倫理学、潜在意識 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です!

今回は「三日坊主の勧め!?(笑) ~アリストテレス哲学より~:幸福と徳と中庸」という、いつにも増して不可思議で訳の分からない!?テーマをお届け致しますが、私自身も哲学をちゃんと学んだ事はありませんし、高校時代の倫理・哲学の授業は最高潮に眠たい授業でもありました(笑)
勿論、今となっては教えて頂いた先生には大変申し訳なく失礼千万であるのは重々理解出来ておりますが(苦笑)

 

このように哲学という言葉を聞いただけで難解そう!!!と思われる方がほとんどでしょうし、繰り返しですが私も難しい事は分かりませんので今回も「代弁」としての素材を活用しつつ、そこにこれ迄のTOPICSでも繰り返しお伝えして来ております視点を「繋げて」「重ねて」そして《 派生 》させて参りますので、いつも通りに気軽に読み進められるよう工夫しております!

 

では、今回の素材は『 100分de名著 』(Eテレ)という番組における、第3回目である「 アリストテレス “ニコマコス倫理学” (3)「徳」と「悪徳」 」を活用し進めて参りますが、肩肘張る必要性もありませんし、リラックスして眺めてみて下さい!

なお、この先には【 解説 】という箇所も出て来ますが、これは番組にご出演されていた東京大学大学院教授の山本 芳久 氏のコメントに依るものになります。

 

そこでテーマにあるアリストテレス(B.C.384~B.C.322)とは古代ギリシャの哲学者ですが、人間が持つ「徳」について、まず最初にアリストテレス本人にご登場頂きます!

アリストテレス:
『 幸福とは完全な「徳」に基づく、魂のある種の活動である以上、われわれは次に「徳」について考察しなくてはならないだろう。 』

解説:
『 「徳」は人間が持っている可能性や能力を現実化して、充実したあり方が出来るようになる「勇気」という力、「節制」という力

  幸福とは遙か彼方にあるかのように見えていたかもしれませんが、そういう充実したあり方をすること自体の中に既に幸福が実現し始めているんだという風にアリストテレスは考えている訳なんです。 』

 

アリストテレス:
『 もろもろの <性格の徳> がわれわれにそなわるのは、自然によってではなく、また自然に反してでもなく、むしろそれらの「徳」を受け入れうる資質をわれわれがもっているからであって、習慣を通じてわれわれは完全なものになるのである。 』

解説:
『 「自然によってではなく」というのは「徳」は生まれつき持っている訳ではない
  また「自然に反してでもなく」というのは人間の本性に、自然のあり方に反している訳でもない。

  そうではなくて、人間が持っている素質・資質、人間であれば誰でも持っている勇気を身に付ける可能性、節制を身に付ける可能性、それを一回一回の行為の積み重ねを通じて現実化していく。
  その事によって「徳」というものが身に付いて来る(とアリストテレスは述べている)。

  万人が幸福になる可能性を備えて生まれて来ているという風にアリストテレスは考えています。 』

 

ところで、私はヒプノセラピー(催眠療法)も行っておりますので潜在意識についてもTOPICSでは時折触れて来ております。
その潜在意識の最も顕著な特徴の一つが、

 

潜在意識は繰り返す毎に定着する!

 

というものです。
難しそうでしたら、ここでは潜在意識の働きを「無意識に行える何か」と捉えて頂いても大丈夫です!

例えば、私達が起床後に行う歯磨きや洗顔などでは、毎日その都度順番などを確認しながら行っている訳ではありませんよね!
また、一度自転車の乗り方を覚えてしまったら忘れる事が出来ない!のも同じです(笑)

そして、身体的機能に関しては呼吸なども意識して行っているものではなく、これらは自律神経が働いてくれているのが理由の一つですが、この自律神経と潜在意識は深い関係性があるのは既に医学的にも証明されております。

ところで、これは先日に父から教えて貰って私も初めて知った事ですが、