第428回:『 妖怪から学ぶスピリチュアルなどの様々な視点(笑):後半 ~見えぬものへの尊び~ 』
【 その他参照ワード:水木しげる 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
前回に引き続き、後半に入っていきます!
【 天井嘗め(てんじょうなめ) 】
『 のんのんばあは薄暗い台所の天井のシミを見ては、あれは夜寝静まってからてんじょうなめというお化けが来てつけるのだ、と真面目な顔して言う。 天井をよく見ると、なるほどぉ、それらしいシミがある。 疑う余地はない。 』
子どもの頃に天井のシミを見て《 人の顔 》に見えたり、怖くなった経験は多くの人にあるでしょう(笑)
そして、《 壁に耳あり障子に目あり 》《 お天道様は見ている 》《 天に徳を積む 》などの言葉もありますが、これらは《 自らを律する 》為の《 智慧(叡智) 》です!
ところで「業(カルマ)」という言葉があります。
これは罪や罰でも何でもなく、単に《 自らのした事は自らに反ってくる 》という働きです(笑)
勿論、その人の「思い・言葉・行動」によって、ネガティブな「何かが反ってくる」事もあれば、ポジティブな「何かがもたらされる」事も当然あります。
ある面では《 自然法則 》と言えます!
そして、先程の「智慧(叡智)」の視点が失われている時には、「思い・言葉・行動」がネガティブな方面に傾いている事が多いです。
つまり、「負の業(カルマ)」を積み重ねているという事です!
そして、仮に「負の業(カルマ)」を「天」が見ているとすれば、、、
そして、その《 象徴 》たる天井のシミをなめて自らの《 養分 》とするのが「てんじょうなめ」だとすれば、、、
天井を見るのが怖いという《 お天道様に顔向けできない 》などの心境に陥っているかもしれません、、、
これを突き詰めると《 自らの中に答えが存在している 》との視点に結び付いていきます!!!
【 震々(ぶるぶる) 】
『 ぶるぶるは人の恐怖心を煽って体をぶるぶると震わせる妖怪なのである。 よく墓場など人気(ひとけ)のない場所に一人でいると何の理由もなしに恐怖心が湧き起こり、思わずそこから逃げ出したい衝動に駆られる時がある。 それこそぶるぶるの仕業で、その時には既にブルブルが取り憑いている訳だ。 』
『 ぶるぶるの仕業 』と出ていましたが、視点によっては《 責任転嫁 》と捉える事も可能です(笑)
そして、TOPICSでは《 (本来は)物事や出来事は中立であり、絶対的に決められた意味はない 》。
そして、《 物事や出来事に意味を与えているのは自分自身の観念である 》と伝えています!
そして、『 衝動に駆られる 』に魂の視点を当てはめると、「憑依」の影響を考える事は可能かもしれません(笑)
ただ、幾度も伝えている通り《 憑依という突け込む隙間を与えているのは自分自身 》。
そして、「ぶるぶる」からは「自分自身」というテーマを見い出す事が出来ます!
そして、『 仕業 』という言葉は先程の「業(カルマ)」と結び付きますが、「仕業」を分解すると「業に仕える」になります!
「仕える」事の代表的な言葉は「仕事」かもしれませんが、恐怖心を起こさせる「ぶるぶる」は、もしかしたら《 業(カルマ)に気づかせる 》仕事をしているだけかもしれません(笑)
なぜなら、《 「見ない」ようにする為には一度「見る」必要がある 》からです!!!