妖怪から学ぶスピリチュアルなどの様々な視点(笑):後半 ~見えぬものへの尊び~

○ 家鳴り(やなり)
『 ある夜、家がミシミシと鳴った事があった。 のんのんばあは、それはやなりだと言う。 小鬼のようなものが音をさせるのだ。 地震でも風でもないらしい。 それからは風でガラス戸が音を立てても気味悪い思いがしたものだった。 』

 

家の中でありもしない物音が鳴ったりすると「ラップ音」と称して霊の仕業!?と思われる方も多いでしょうが、そのようなケースもありますが《 自らのエナジーが発している 》というケースもあります(笑)

その自らのエナジーに家具などの物(質)が《 共振(共鳴) 》して音のようなものが鳴るという事です。

 

そして、「小鬼」が出て来ましたが、文化や風習の《 違い 》によっては《 鬼は神(様) 》として崇められる事も多々あります。

そして、いわゆる「こびと(子ども)」が主人公の物語もとても多いです!
一寸法師や桃太郞や金太郎などは皆さんも《 馴染みある 》事でしょう(笑)
ただ、これらの主人公は皆《 男の子 》ですね!

一方、《 女の子 》が主人公ではおやゆび姫やシンデレラなどもあります。
そして、何故か!?女の子が主人公の物語では、最終的には《 倖せ 》になるのですが、その《 過程(道のり) 》では苦労の連続のような場面が描かれているのもとても多いです。

 

「男尊女卑」などの《 時代背景 》も関係しているのでしょうが、いわゆる《 悲劇のヒロイン(自己憐憫) 》という感情の学びが女の子を通して描かれているとも言えるのかもしれません。

一見すると、男の子は勇敢なヒーローであり、女の子は逆の見方もされるかもしれませんが、《 魂に性別はない 》そして《 子どもは親を選んで生まれてくる 》との魂の視点からの派生では、《 子どもは誰かや何かを助ける為に生まれて来ている 》と言われる事もあります。

教育とは《 お互いに育(はぐく)み合うもの 》であり、《 大人が子どもから学ぶ姿勢 》を忘れてはいけないなども、何度もお伝えして来ております。

座敷童も有名で、出る!?お宿はいつも満杯ですね(笑)

 

ちなみに、前回の冒頭では『 小難しい(事はさておいて) 』とのコメントもしておりますが、「小憎たらしい」「小生意気」「小悪魔的」など、「小」が付くだけでイメージや印象がガラッと変わる事からも《 言葉には力があり実体がある 》という事がお分かり頂けるかと思います(笑)

また、「こびと(子ども)」伝説の一つに、北海道のアイヌの人達に伝わる、蕗(ふき)の下に住む人という意味のコロボックル(コロポックル)もおりますが、コロボックル達は人間にイタズラや悪さをする事はありませんが、人間の悪ふざけなどが《 度を過ぎる 》と、その地から姿を消してしまうと言われております。

 

そして「山鳴り」という現象は地震や噴火の前触れとも言われており、その前には森の中の動物達は逃げる?避難する?などの行動を取ったりしますが、言わば《 自然界からのメッセージ 》とも言えるかもしれません。

一方で「大山鳴動して鼠一匹」という言葉もありますね(笑)