4年前に交際相手との妊娠が分かったアミさん(仮名)が相手の男性と一緒に暮らし始めた途端、その男性が豹変したそうです。
アミさん:
『 気に入らない事があると、私の事を朝まで怒ったりするようになりました。
仕事もしちゃダメという事で全部辞めさせられて、買い物に行くのも一人では行かせないよという感じで。 』
そして、避妊用としてアミさんが服用していたピルも捨てられてしまいました。
アミさん:
『 「捨てろ」って言われたから、このまま(包装のまま)ゴミ箱にポイッてしたら、そんな拾える所に捨てて俺が許すと思っているのかって感じで、「貸せ」って言って1個1個錠剤をトイレに流していましたね。
(子どもという)事実を作れば私が離れていかないと思ったんだと思います。 』
そしてアミさんは程なくして妊娠し、出産を強く望んでいる相手の男性に逆らえず、産むという方法しか《 選択肢が無い 》と思っていたそうです。
しかし、妊娠9週目の時に相手の男性から次の言葉を投げつけられます。
アミさん:
『 一度、反論したんですよね。
そうしたら「子どもを堕ろして実家に帰れ」って言われました。
正直、信じられなかったんですよね、私は道具かなと思って。
産めと言われて強制的に妊娠させられたのに、また堕ろせと言われて。 』
それによりアミさんは実家に戻り、中絶する事を決めました。
が、しかし、、、
訪れた病院で・・・
「人工妊娠中絶に対する同意書」への・・・
相手の男性のサイン(署名)を求められた・・・
という事になりました。
そこで、相手の男性に連絡を取ってはみたものの、
アミさん:
『 (相手の男性から)人殺しの手助けなんかするつもりはない、みたいな感じで断られちゃったので、病院側に「両親じゃダメですか」と聞いたのですが、「絶対に相手じゃなければいけない」と言われて、早くしないと堕ろせなくなると思って、どうしようどうしようと、、、 』
しかし、実はこの時に求められた「相手の男性の同意」に関して、アミさんは未婚であった事から母体保護法の規定でも必要ないものでした、、、
それを《 知らなかった 》事により、最終的にはアミさんの知人の男性の方が自分の子であるとの《 (嘘も)方便 》を用いて署名してくれ、中絶処置を行ったそうです。
このような《 実状 》がある事に対し、この番組では中絶処置を行う医療機関に勤務経験がある産婦人科医に対し、医療情報サイト(m3.com)との共同調査(アンケート)を行いました。