分断させての接近という(自己)矛盾 ~人獣共通感染症とパンデミックから~

【 ブッシュミートとは 】

ガーナやアフリカの各地ではコウモリも含め、野生動物との関わりは生活の一部(日常生活に密着)です。

また、食用として様々な野生動物の売買も、盛んに行われています。

これらの野生動物は、

 

《 ブッシュミート 》と呼ばれ・・・

タンパク源として重宝されている・・・

 

ものです。

更に、ブッシュミートは家畜に比べ脂肪分が少なく、健康的な食材と考える人も多いです。

 

 

【 基本を疎かにしない 】

ブッシュミート専門のマーケット(市場)もあります。

そして、料理としての提供では火が通っているが故に、感染症に罹るリスクは(ほぼ)ありません。

 

しかし、

 

ブッシュミートの「捕獲」時と「食肉処理」時が・・・

感染症に晒される危険性が高い・・・

 

と指摘されます。

例えば、「食肉処理」を素手でする人も多く、指の傷口から動物の血が入るケースもあります。

また、自宅で個人的に捌(さば)く人も多くいます。

 

そして、市場には動物を火で炙って、毛を取り除いたりする処理を施す場所もあります。

しかし、処理をする人の腕に動物の血が付着しているのも、日常的な光景です。

 

 

このような市場の状況や環境に対し、ガーナ林業委員会の野生生物局のメイア・ジーカ博士は、次の通り話します、、、

 

メイア・ジーカ博士:
『 こういう事(状況や環境など)が問題なんです。 ここの人達を啓発して、ちゃんとしたやり方で処理をするように訓練しないといけないのです。 

 

そして、実際には手袋をするよう指導されています。

しかし、店側の言い分として、以前に手袋で処理をしていたら、客が肉に何かオカシナ所があると勘違いした事があったそうです。

 

そして、捕獲者側の視点では、

 

野生動物は即座に換金出来る商品で・・・

店側も農作業などと違い、身体的に楽な(負担の少ない)商売形態だから・・・

 

という事が、野生動物を扱う店が多い理由の一つです。

そして、メイア・ジーカ博士は、次の通り話します、、、

 

メイア・ジーカ博士:
『 ブッシュミートは文化の一部で無くなる事はありません。 だから人獣共通感染症の病原体が、人間に広がらないようにやるしかないのです。 』

 

 

【 食文化の尊重 】

ところで、世界各地の食文化(食習慣)とは、長い年月と経験を経て培われて来たものです。

つまり、それぞれの土地の「風土」に根ざすものです。

故に、無下に否定したり、一概に善し悪しの判断を下せるものでは無く、そうすべきではありません。

 

例えば、日本では昔から文化の一つに捕鯨があります。

しかし、アメリカやヨーロッパの反捕鯨団体から、長きに渡る圧力や抵抗に晒されています。

 

日本の捕鯨では(出来る限り)余す事なく、全ての鯨の部位を活用すべく様々な試行錯誤が行われて来ました。

例えば、浄瑠璃の文楽人形操作には、鯨のヒゲが使われています。

 

また、(出来る限り)全ての部位を活用する事が、鯨に対する弔い(供養)の想いも「反映」されています。

勿論、人間の都合による乱獲や、種の絶滅に追いやってはならないのは、皆まで言うなです。

 

そして、反捕鯨を訴える理由の一つとして、次の事が囁かれる時があります、、、

 

鯨は、人間の「次に」頭の良い(賢い)動物だから・・・

 

故に、殺すべきではないと、、、

 

 

前回のTOPICSでは、《 ホモ・サピエンス(賢い人間・人類) 》を取り上げましたが、

 

頭が良いから、賢いからなどは、本当の理由ではなく・・・

「真の動機」は他にある!!!

 

という事は論を待たずです!

 

いっその事、

 

鯨は、人間が「及ばない」ほど頭が良いから!!!

 

との理由の方が、まだ理解出来ます(笑)