第407回:『 分断させての接近という(自己)矛盾 ~人獣共通感染症とパンデミックから~ 』
【 その他参照ワード:新型コロナウイルス、コウモリ、ブッシュミート 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
GWも終わりましたが、TOPICSでは幾度か「五月病」も取り上げて来ました!
そして、医学上では五月病は存在せず、
社会・環境暗示が関係している
と伝えて来ました。
そして、コロナ禍とは言え、2年振りに従来に戻ったGWとも言われました。
ただ、少々危惧する面もある事から、特に「心(感情)」の面で「異変」を感じた場合には、
「違和感」と捉え直し・・・
「違和感」から何かに「気づく」・・・
ようにして下さい!

では、余談を終了し、今回のテーマに入ります(笑)
そこで、2022年5月7日放映の番組『 報道特集 』(TBS)を少し眺めます!
【 人獣共通感染症とは 】
現在の新型コロナウイルスも然り、感染症の多くは、
野生動物が媒介した《 人獣共通感染症 》
と考えられています。
そして、人獣共通感染症に対する、最前線の対策地と言われるのがガーナです。
例えば、ガーナの首都のアクラでは、果物を主食とする「フルーツバット」と呼ばれるコウモリが、町中の木々に生息しています。
そして、夕方になると餌場に向かい飛び立つのが日常で、その数は50万から80万匹と推計されています。
ちなみに、コウモリがいつ頃から定着したかは、分かっていません。
そして、アクラには黄熱病の研究を手掛け、自らも感染して他界した野口英世との縁から、野口記念医学研究所があります。
ここでウイルス研究をしているコフィ・ボネイ博士が、コウモリの危険性に関し、次の通り話します、、、
コフィ・ボネイ博士:
『 コウモリは沢山のウイルスの宿主です。 エボラウイルスの抗体も(コウモリから)検出され、インフルエンザウイルスも、コロナウイルスも検出されています。 他のもの(他のウイルス)も調べれば出て来るでしょう。 コウモリは免疫力が強い動物なので、ウイルスを宿していても、何ともないように見える事もあります。 』

故に、
動物が保持するウイルスが種の垣根を越えて・・・
人に感染するのが人獣共通感染症!!!
と呼ばれます!
そして、アクラではコウモリと人の距離がとても近く、道にはコウモリのフンも大量に落ちています。
しかし、フンが有害か否かは、未だに判明していません。
そして、
次に起こるパンデミックも人獣共通感染症から始まる(その可能性が高い)
と考えられています。
故に、コウモリを研究する事で、パンデミックの兆候をいち早く捉える事が重要と考えられています。

【 人間が引き起こす 】
コウモリの最前線の研究施設を統括する、ガーナ大学のリチャード・スイレ上級講師が話します、、、
リチャード・スイレ上級講師:
『 (感染症やパンデミックは)全くもってコウモリのせいじゃありません! 全て人間のせいです! 我々から近寄って行ったり、食べたり、彼らの住環境を破壊してストレスを与え、(野生動物達の免疫を下げて)ウイルスを放出しやすくさせているんだから。 』
この施設では安全対策として、コウモリを檻の中に入れて研究しています。
そして、檻と檻の間に「目隠し」をしている事に関し、次の通り話します、、、
リチャード・スイレ上級講師:
『 コウモリは仲間が死んでいくのを見ると悲しむんです。 人間と同じでね。 だから目隠しをしてあるんです。 』
そして、この施設のコウモリから、アフリカのヘニパウイルスが検出されました。
そこで、継続してコウモリの観察を行っていた所、
ヘニパウイルスの一種であるニパウイルスによる人獣共通感染症が・・・
2018年にインドの一部で流行・・・
しました。
この感染症は脳炎を引き起こすのみならず、致死率は4~7割まで達するものの、ワクチンも治療薬も未だにありません、、、

【 何故、格差(温度差)がある??? 】
ところで、致死率も極めて高いニパウイルスの感染症にも関わらず、未だにワクチンも治療薬も存在していないとは、出来ない(創れない)という理由もあるでしょうが、
現在の新型コロナウイルスのワクチンや治療薬の対応と比較すると・・・
あまりにも「落差」や「乖離」がある・・・
と、個人的には感じます。
果たして、
「格差(温度差)」とも言える状況が創り出される「真の動機」は・・・
「何なの」でしょうか???