ところで、このエッセイが掲載されたのは昭和35年(1960年)1月です。
日本において家制度の廃止により家父長制がなくなったのが昭和22年(1947年)になります。
家父長制とは文字通りの一家の長が家族全員を「問答無用に従わせる制度」ですが、この家長は必ずしも父という意味ではありませんが、実質も実態も父(男性)がピラミッドの頂点にいた事がほとんどでしょう!
と、余談ですが、私もカウンセリング等を行っている際に、クライアントの方が結婚している女性の場合、その方が「主人」と話す場合には私も「ご主人」と話し、「旦那」と話す場合には私も「旦那さん」と話すようにしております(笑)
そして、司馬 氏は妻が怖かった!?時代の先を歩んでいた!?のかは分かりませんが、日本ではいわゆる「亭主関白」という風潮が色濃かった時代でもあります。
もしかしたら、男性においても「世間体」を気にし過ぎるあまり、家庭の「中」では手の平の上で転がされていたのかもしれませんが、「外」ではそのような一面をおくびにも出さない!という「教育(躾)」をされていたのかもしれません!?
世に言うところの「内弁慶」と「外弁慶」の使い分けですね(笑)
では、シンプルに締め括りに入って参りますが、今回は敢えて魂の視点と付しておりますが、
魂の視点においては・・・
「性別」は存在していないが故に・・・
「性差」なども当然ながら存在しない・・・
という事になります。
勿論、「差別」はいけませんが、「この世」という世界においては、肉体的には「男女の違い」があるのはその通りですし、「郷に入れば郷に従う」というのも大切で役立つ面もあります。
ただ、少しずつ変化が見えつつあるとは言え、まだまだ「現代」の世の中や社会においては男性優位の傾向や風潮がとても高いです。
それと同時に女性の側からだけではなく、男性の側からも変化を求める兆しもチラホラと見受けられるようになって来ている側面もあります。
そして、カカア天下とのテーマではありますが、これも「(過度な)二者択一」という問題ではない事も、既にお分かりかと思います(笑)
そこで、
まずは男性が変わる事が必要であり・・・
それと同時進行で・・・
女性は「男性化」しないように注意する必要がある・・・
という事が大切となります。
例えば、お仕事の場面などでの女性の経営者や役員等も増えて来ております。
ただ、それと同時に女性の部下との間(女性の社員同士の間でも同様)での確執のようなものも増加傾向にあります。
これらは既に「男性同士」で何度も何度も繰り返され続けて来た事でもあり、「同じ事を繰り返す」必要性は全くありません。
そして、何よりも、、、
大人の姿(背)を・・・
子ども達は見ている・・・
というのが「この先(近い将来)」に「繋がって」「重なって」いく大きなポイントになります!!!
なぜなら、
子ども達は・・・
「真似(まね)ぶ」事で「学び」に結び付け・・・
それにより「人格(個性)」が(更に)創り上げられていく・・・
からです。
そして、大人でも子どもでも、女性でも男性でも、
母性と父性を活用しつつ・・・
「人間性」に目を向ける事が最も肝心・・・
となります。
多くの人々(人類)の間で「人間性」に目が向くようになれば、人種間の差別や宗教間の対立なども解消していけるはずです。
なぜなら、
それが魂の視点というものだから・・・
です、、、(笑)
そして、今回は私のコメントは少なめで控えめにさせて頂きましたが、皆さんなりに今回の二つの素材から色々と「考えて」みて下さい!
ちなみに、司馬 氏と関連したテーマと致しましては2022年11月12日の第433回目のTOPICS『 当たり前とは本当か!? 地球から酸素が無くなる日&司馬遼太郎 氏の洞察より~ 』、2021年5月15日の第356回目のTOPICS『 種を植え実(花)を結ぶ ~女性差別と司馬遼太郎 氏の義母から~ 』などもございます!
※ カウンセリング等をご検討の際には、私が登録相談員をしております以下のリンク先も参考になります。