分断(分離)も視点の活用によっては変化する!? ~ロジャー・バニスター効果など~

では、先ほどと同じ番組の《 宇宙をひらく 究極の “ 時間 ” に迫れ! 》の回から一点に絞ってシンプルに見ていきます!
ここでは、慶應義塾大学の教授である松浦 壮 氏の言葉を交え紹介して参りますが、物理学における時間という視点から次のように述べておられます。

 

松浦 氏:
『 物体の運動というのは基本的に運動法則っていうものに支配されています。
  じゃあ、この運動法則を使って時間を理解しようとした時に、非常に面白い事が一つ分かります。
  それは、この運動法則の中に「時間の矢」は無いんだ、という事なんですね。 』

 

この「時間の矢」とは、普通は「 過去 → 現在 → 未来 」という風に、時間は「一直線」的に捉えられているという事です。
そして、私は理数系はとてもとても不得意ですので、私にも詳しい事は分かりませんが、それでも大丈夫ですので続けますね(笑)

運動法則という言葉が先ほど出て来ましたが、ニュートンの「運動方程式」というものがあり、これに「 過去 → 未来 」、そして「 未来 → 過去 」と両方の時間の流れを当てはめてみると、不思議な事にどちらも「全く同じ」方程式になります。
そこで、

 

松浦 氏:
『 じゃあ、一体全体、「時間の矢」の元はどこにあるんだろうという事を考えてみると、答えから言うと、これは《 バラバラ具合 》というのがポイントです。

 

とお話されております。
これは、例えば、お皿を床に落としてしまうと、お皿はバラバラになりますが、先ほどの「全く同じ」方程式になるのならば、このバラバラになったお皿も元に戻す事が出来るのでは???との問いが生まれます(笑)

そして、この問いを先程の方程式に当てはめて計算すると、確率はかなり低いものの、、、「0」ではない、、、という結論に辿り着くそうです。
つまり、

 

「0」ではない・・・という事は・・・

絶対的に「不可能」でもない・・・

 

という事になります(笑)
では、何故、このような事が起こり得る「可能性」を秘めているのかというと、

 

私達が時間は流れているように「感じている」から・・・

 

との事だそうですが、ここから、

 

そのように感じる事を可能にしているのは・・・

私達には「五感」が存在しているから・・・

 

という事になります(笑)
そして、更に、ここにアインシュタインの特殊相対性理論にある「光速度不変の原理」光は誰が見ても同じ速度で進む)なるものを当てはめると、

 

「時間」と「空間」は分ける事が出来ない・・・

つまり・・・

「時間」と「空間」は交じり合って存在している・・・

 

という結論になるそうです。
それが故に、