知識も増せばコミュニケーションに変化が起こる ~知識と情報の違いも~

【 すれ違う二人 】

辰さんは交通事故で軽い怪我をして、入院している事が分かりました。

そこで、山岡とゆう子は見舞いに出向き、冬美の「思いと状況」を辰さんに伝えました。

すると、辰さんは話します、、、

 

辰さん:
『 俺、余計なことしちゃったんだ・・・ 勘違いでよ。 悪気じゃなかったんだけど・・・ 

 

そして、ゆう子が更なる事情を話します、、、

 

ゆう子:
『 冬美さんは、辰さんが怒ってるんじゃないかと思って苦しんでるのよ。 』

辰さん:
『 へええ? どうして俺が怒るの? 

 

 

ゆう子:
『 辰さんが、せっかく安産のためにと、うみたなごをわざわざ釣って、料理してきてくれたのに・・・ その好意を無にしてしまったと、冬美さんは思っているの。 

辰さん:
『 そんな・・・ 悪いのは俺のほうなのに・・・ 』

 

しかし、辰さんは冬美に会うのを拒(こば)みその理由を話します、、、

 

辰さん:
『 だって、面目ないよ。 いつもあんなに世話になっているのに、冬美さんに縁起でもないものを持って行くなんてさ。 勘違いじゃすまないよ。 恥ずかしくて俺、冬美さんにあわせる顔がないよ。 

 

このように、辰さんと冬美の二人の「心や思い」は、「すれ違い」のままでした、、、

 

 

では、ここ迄の辰さんと冬美の二人に関し、どのように思い、あるいは、どのように感じましたか???

もしかしたら、似た経験はありますか???

また、他者の経験談として聞いた事がありますか???

 

あるいは、

 

こんなにもすれ違うコミュニケーションなんて・・・

あり得ない!!!

 

と感じましたか???(笑)

どのように思い、あるいは、どのように感じても、あなたの自由です!!!

 

 

【 誤解が解ける二人 】

ここから、食べ物にしか能が無い!?山岡の一言が解決します(笑)

 

山岡:
『 冬美さんの出身地に鍵があるんですよ。 

 

そして、辰さんは無事に退院し、仲間と酒盛りをしていました。

すると、そこに冬美が、うみたなごの煮付けを持って現れました。

そして、二人はコミュニケーションを始めます、、、

 

冬美:
『 辰さん。 うみたなごが安産の縁起物だっていうのは、本当のことだったの。 』

辰さん:
『 ええ? だって冬美さんの田舎では・・・ 』

 

冬美:
『 そう。 私の故郷では逆子で難産するから、縁起が悪いというのも本当のことなの。 』

辰さん:
『 じゃあ~ いったい・・・ 』

 

 

【 どちらも正しかった 】

そこで、山岡とゆう子からの種明かしです!!!

 

山岡:
『 うみたなごが、どうして安産とか、難産とか、出産に関する縁起物になっているかというと、うみたなごは魚では珍しい卵胎性(らんたいせい)だからなんだ。 』

辰さん:
『 卵胎性? 』

 

山岡:
『 普通の魚は、卵を岩場や海藻など外部に産みつける。 小魚は、そういう場所で孵化(ふか)して生まれる。 ところが、うみたなごは卵を外部に産みつけることをしない。 自分の胎内に卵を持ち続ける。 小魚は、親の胎内で孵化して、外に出て行く。 うみたなごは、卵を産むのではなく、子供を産むんだ。 』

辰さん:
『 へええ! 』

 

 

ゆう子:
『 魚では珍しく子供を産むから、うみたなごは出産に関する縁起物とされているのね。 』

山岡:
『 問題は、同じうみたなごを、縁起が良い、という土地と、縁起が悪い、という土地があることだ。 』

辰さん:
『 ええ!? 土地によって違うの? 』

 

山岡:
『 東北地方では、安産の縁起物とされている。 ところが、島根のほうでは、うみたなごは逆子を産むから縁起が悪いとされているんだよ。 』

辰さん:
『 じゃ、俺が仕入れた知識は、東北のものだったんだ。 』

冬美:
『 そして、私の故郷は島根だったの。 』

 

 

こうして、辰さんと冬美の二人の誤解という「すれ違い」が解けましたが、更にゆう子が推測を踏まえ、補強します!!!