第230回:『 自己暗示で細胞やカルマ(業)の修復は出来る? ~マルトリートメントのケースにも~ 』
【 その他参照ワード:催眠療法、前世療法 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
番組『 プロフェッショナル 仕事の流儀 file:372 』(NHK)で、福井大学医学部附属病院の「子どものこころ診療部」に勤務する、小児神経科医の友田明美 氏が取り上げられていました。
そこで、少しだけ番組の内容を、最初に紹介します!
【 マルトリートメントと脳の関係 】
友田 氏は、
「マルトリートメント(不適切な養育)」を含む、虐待などを受けた子どもの「脳」は・・・
どのような影響を受けるのか???
という研究をしています。
そして、体罰を受けた人と、受けなかった人の脳のMRI画像を比較した所、
体罰を受けた人は、感情などを司る「前頭前野」の一部が、約19%萎縮している事が判明し・・・
虐待などが脳に与える影響を、世界で初めて科学的に立証した!
と紹介されていました。
ちなみに、「暴言」などを言われ続けたケースでは、脳の「聴覚野」の約14%が萎縮し、両親のDV(家庭内暴力)などを「目撃」したケースでは、脳の「視覚野」の約6%が萎縮している事も判明しました。
そして、友田 氏は、次の話をしています。
友田 氏:
『 薬物療法だけでは、全て(は)解決出来ないという事は、経験的にもいっぱい辛酸を舐(な)めて来ました。 』
そして、薬物療法以外にも、心理療法なども取り入れている「理由」が、
友田 氏:
『 脳の傷も絶対に回復すると信じて、様々なケアを試みている 』
【 心は脳に影響を与える 】
そして、一つの症例として、
褒めてあげるという「対話」を試みた所・・・
約7ケ月で、脳の画像にも明らかな変化が現れて来た(脳が修復されて来ている)
というケースも紹介されていました。
ところで、TOPICSでは、
心(精神や意識)は、脳には存在していない(依拠していない)
と伝えています。
ただ、友田 氏の研究のように、
心(精神や意識)は、(物理的にも)脳に影響を与える
という側面があるのは、「その通り」です!
勿論、影響は脳のみならず、体全体も然り、更に「(神経)細胞」にも行き着きます!
なぜなら、
心と体は繋がって重なっている
という事実から、「筋道の通る」帰結になるからです!
そして、(物理的に)脳に作用を及ぼす薬物療法も、バランスや修復の兆しを促すという面で、否定されるものではありません。
必要に応じて、活用する事で良い影響も生じるでしょう。
私は医師では無いので、薬物療法にコメント出来る立場ではありませんが(笑)
そして、友田 氏の(脳の)研究対象は「子ども」ですが、診察では「親」も含めた「対話」を試みているそうです、、、