~ ヒプノ(催眠)の語源や歴史・変遷 ~:知り理解し身に付く

実はこの人の父親は、いわゆるステージで行う催眠術ショーを行っていた人でもありました。
そしてエルマンは、学者などに対してではなく、医師や歯科医師に対してのみヒプノ(催眠)を教えていた事もあり、アメリカの医学界ではエルマン誘導という手法が広く知れ渡っております。
ちなみに、このエルマン誘導というのは、先ほど出てきたエスデイルが麻酔無しで外科手術を行える状態(エスデイル状態)を利用していた事に関して、このような(外科手術にも耐えうる)深い催眠状態(ソムナンバリズムと言います)に導く簡単で確実性のある誘導法を編み出した事で有名です。

 

では、最後はこのTOPICSでも幾度もご登場頂いている、20世紀最大の催眠家で魔術師とも称される「ミルトン・エリクソン」です。
彼は精神科医で心理学者でもありますが、精神療法において「型や枠」に捕らわれず、様々な斬新な手法を活用する「ユーティライゼーション(利用出来るものは何でも利用する)」で有名でもありますが、今回のテーマにおいて私が一番お伝えしたいエリクソンの言葉をご紹介致します。
それは、

 

治療に抵抗するクライアントなどいない・・・

柔軟性に欠けるセラピストがいるだけだ・・・

 

との言葉です。
これは、このTOPICSでも繰り返しお伝えしております「その人の意思に反して、人をコントロールする事は出来ない」とも繋がっておりますが、この言葉は、

 

クライアントにではなく・・・

セラピストの側に向けて贈られているものであり・・・

セラピストは常にこの点を心掛ける必要性がある・・・

 

という面を強く指摘しており、それと同時に、

 

人間の心(意識)の自然で本来の性質は・・・

多様性である・・・

 

という面をも示唆しております。
それが故に、エリクソンはクライアントごとに異なるアプローチをしており、自らの手法や技法を体系化(マニュアル化)する事を好んでおりませんでした・・・

 

では、ここで語源や歴史・変遷は終わりになりますが、退屈でしたでしょうか?(笑)あるいは、ここまで辿り着けなかった方もいらっしゃるかもしれませんね?(苦笑)
そして、ここまで見てきた通り、当初は「磁石・磁気」などを活用したり、ヒーリングとしても行われていた、といった部分が多面に見られますが、

 

近代(現代)ヒプノ(催眠)の効果や仕組みは・・・医学と科学においても裏付けされている

 

という点はご理解頂けた事かと思われます。
また、西暦と共に、日本史年代でも重ね合わせてご紹介してきた事から、日本のヒプノ(催眠)は発展途上である事も、また、世界と比べると時代背景における出来事などの「ヒプノ(催眠)における発展(受け入れ)速度の差」が見て取れた事かとも思います。
そして、ヒプノ(催眠)の世界では、

 

ヒプノ(催眠)は人類の歴史と共に・・・

 

と言われたりします。
人類の歴史と言うと、長いようにも感じますが、

 

地球の歴史に比較したら・・・人類の存在は・・・ほんの一瞬(束の間)・・・

 

でもあります。
しかし、

 

一度芽生えた・・・

人間の心(意識)は・・・

その後は消滅する事はあり得ない・・・

 

という点も真実であります。

そして、ここからは今回のTOPICSに書く事は全く予定も考えもしておりませんでしたが、先日来、台風21号による甚大な被害、また、その台風による大雨をもたらされた北海道で大きな地震が起こってしまいました。
犠牲になられた方々のご冥福をお祈り致しますと共に、被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます
そして、2018年7月14日のTOPICS「自然(災害)と人間の意識(波動)」において、次のようなコメントをお伝え致しました。

 

『 そして、もしかしたら、薄々気づき始めている方々も多いかもしれませんが、

  近頃の自然災害は個別個別(一つ一つ)ではなく・・・

  複数が同時に起こりつつある・・・ 』

 

と。
今回のテーマと併せて、

 

今一度・・・皆さん自身の・・・心(意識)を考えるキッカケ

 

としてみて下さい。

 

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