第219回:『 ~ レイキ(ヒーリング)の活用・効果や歴史 ~:誰でもすぐ出来るヒーリング法 』
【 その他参照ワード:相補・代替医療、CAM、ホリスティック、NIH、米国国立衛生研究所 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
前回のTOPICSでは「ヒプノセラピー(催眠療法)に関する語源や歴史」を取り上げましたので、今回はレイキヒーリングをテーマにします!
【 諸外国でのレイキの現状と扱い 】
西洋医学の最先端と呼ばれる米国(アメリカ)ではヒプノ(催眠)と同様に、レイキは「CAM(相補・代替医療)」の一環として補助金や助成金が交付され、現在も研究や実証が進められています。
また、NIH(米国国立衛生研究所)によるCAMの5分類では、レイキは第(5)「Energy Therapies(エネルギー療法)」の「Reiki(レイキ)」として位置づけられています。
そして、ハーバード大学、コロンビア大学メディカルセンター、MDアンダーソンがんセンタ-、ニューヨーク大学メディカルセンター、マサチューセッツ総合病院などでは、治療の一環として導入されています。
更にアメリカ病院協会の調査では、アメリカ国内の15%の病院がレイキを実際の患者に提供している事も明らかになりました。
それと同時にアメリカホリスティック看護協会とアメリカ看護協会は、共同発表論文の中でレイキを治療法として認めています。
(※ レイキの様々な実験・検証結果も紹介されている「臨床心理学から見たエネルギーヒーリング」(著:古宮 昇 幻冬舎)も参考になります)
【 心身両面へのレイキの活用 】
このような現状から、アメリカの看護学校ではレイキを履修科目としている所もあります。
そして、同じくアメリカでは戦争からの帰還兵のPTSD(心的外傷後ストレス障害)に対するレイキも行われています。
つまり、アメリカでのレイキの活用は、
身体のみならず、心(精神)のケアにも活用されている
という現状です。
そして、レイキの治療は諸外国では社会保険・公的医療保険などの対象となっている国々もあります。
【 日本のレイキの現状と扱い 】
では、日本での現状はどうかと言うと、
医学的及び科学的に(全ての)実証や解明はされていない・・・
だから治療法としては認められていない・・・
故に、保険適用は夢のまた夢!?という状況です。
そして、医学的・科学的に実証や解明はされていないと言うのは、
目に見えないから(観測や測定がしづらい、また、そのような機器類も開発されていない)
という面がとても大きく関係しているのも事実です。
その証拠に昔は「細菌」が発見されるまでは、炎症などの原因や治療法が無かった現実と似ている面もあります。
勿論、このようなスタンスが悪いという意味ではありません(笑)
ちなみに、私が言うのも変!?かもしれませんが、近頃は目に見えないという点を利用して、何でもかんでもスピリチュアルや意識・精神などの分野に持ち込んでしまう傾向も見受けられます。
また、中には悪用している!?と思われる情報もありますので、
懐疑主義(疑ってかかる)も身を守る大切な姿勢
という点も併せて覚えておいて下さい!
私もどちらかと言えば懐疑派ですし(笑)
このような傾向からも、日本でレイキを治療の一環として取り入れている病院や医師は、ほんの一握りしかいません。
ただ、ほんの一握りであっても、日本でもレイキを扱っている病院や医師がいることは驚きかもしれませんね!?(笑)
日本ではレイキはまだまだ認知とは程遠い現状ですが、厚生労働省と独立行政法人国立がんセンターが共同発表している「がんの補完代替医療ガイドブック」では、レイキもヒプノセラピー(催眠療法)も取り上げられていますし、ガイドブックはHP等でも入手する事が出来ますので興味のある人は参照してみて下さい!