S.Light.M独自のカウンセリング(5つの特徴) ~自律・自立に向けて~

② ご本人様において、「今、出来る可能な範囲内」で、かつ、「自分に合ったやり方」を一緒に考える事で、より楽に簡単に、スムーズな変化が可能となるようにアドバイスなどをさせて頂いております。

 

というものです。
これは一見すると当たり前のように思えるかもしれません。
ところで、意外?に思われるかもしれませんが、私はクライアントの方から、次のようなお言葉を結構よくお聞きします。
それは、

 

以前にカウンセリング(あるいはセラピーなど)を受けた時に、(カウンセラーなどの方から)怒られた経験があり、怖くなってしまった・・・

 

との点です。
カウンセリングを受けてみようとの状況の際には、確かに心が少し繊細で敏感になっている傾向もありますので、中には、カウンセラーなどの方が悪気はなく何気ない一言を発しただけ、というケースもあるのかもしれません。
しかし、このクライアントの方々のお言葉の中には、次のような背景も隠されています。
それは、

 

カウンセラーの方などのアドバイスが如何に有効なものであろうと、それを行えない状態の時には、そのアドバイス自体がご本人様を更に悩ませたり苦しめる要因となり得る

 

という点です。
そして、カウンセラーの方なども同じ人間ですので、自分がアドバイスをした事をクライアントの方がキッチリと実行しないから改善しないんだ、あるいは、簡単なアドバイスなんだから誰にでも出来るだろう、という風に自分でも気づかぬ内に感じてしまっているが故に、イライラや時には怒りなどの感情を発露してしまっている、とお見受け出来るケースもあります。

 

例えば、架空のケースを想定してみますが、仕事に行く際に、いつもバタバタして遅刻気味になるというご相談があったとします。
勿論、朝の準備やその他の点を改善していく事も有効ですが、お話をお聞きすると、職場へは徒歩で行っているとのお答えがあったとします。
そこで、次のようなアドバイスがあったら皆さんはどう思うでしょうか?

 

簡単だよ!・・・車で通勤すれば良いじゃない

 

と。
朝のせわしない状況で車を運転するのに不安を覚える方もいらっしゃいますし、車通勤は認められていない、あるいは、そもそも免許も車も持っていないというケースも多々あります。
ご本人様がどうしても車の免許が欲しいけれど躊躇いがある、などでは他の様々なアドバイスも考えられますが、このケースのように俄(にわか)には信じ難いかもしれませんが、意外とこのように、免許を持っていない人に車を活用すれば解決するよ!という風なアドバイスが行われている事があります。
これは、

 

「今、出来る可能な範囲内」で「自分に合ったやり方」

 

からは遠く掛け離れたアドバイスになってしまいます。
そして、このようなアドバイスをされた方は、方法はそれしかないのか・・・あるいは、それを出来ない自分がやはり悪いんだ・・・と、更に自分を責めてしまう事にも繋がりかねません。
そして、何よりも、悩みなどの渦中にある方においては、

 

自分に対する自信を(少し)失いかけている

 

という点は多くに共通しています。
故に、

 

「今、出来る可能な範囲内」で「自分に合ったやり方」を行う事で、自信を取り戻していくと同時に、効果も実感して頂く

 

という事がとても大切になります。
また、自分を変えていく際には、

 

難しく困難である必要性はそもそも無く・・・

楽に簡単でも良い!

 

との意識作りを一緒に行っていく、という点が「希望」にも繋がっていきます。
それでは3つ目の特徴です。