人間は魂が無くとも生きられる? ~スピリチュアルもヒプノも、更に考古学や医学からも~

「死後の世界が教える「人生はなんのためにあるのか」」(著:マイケル・ニュートン博士、訳:澤西康史 VOICE)という本があります。
これは副題として「退行催眠による「生」と「死」の間に起こること、全記録」というのが付されておりますが、通常、退行催眠というと、前世療法や幼少期のトラウマ改善などの為の年齢退行療法(インナーチャイルド療法)が思い浮かびますが、この本による退行催眠では、

 

魂・スピリットとしての、あの世での日常生活

 

を探っていた結果が記録されたものです。
ちなみに、ヒプノセラピー(催眠療法)においては、「全ての催眠は自己催眠である」という本質があるため、ある種の準備が出来ていたり、怖れが少ないケースなどにおいては、このような突拍子もない?セッション内容も可能になります(笑)
そして、魂が再びこの世に産まれて来ようとする、あの世での作業(過程)において、多くの被験者からの声の結果、博士は次のような傾向があると考えます。

 

『 (これから産まれようとする)人生の選択の場では、私達の魂は、同じ時間のサイクルの内の一人かそれ以上の候補者の人生を下見する 』

 

と。
そして、博士と、ある被験者の元で、次のようなセッション中の会話の記録があります。
なお、この内容は、あくまで、この被験者独自の悩みの状況の改善の為にも行われている点を踏まえてお読み下さい。

 

『 博士:魂は支配的なのか、それとも、人間の頭脳に従属しているのか、どちらなんですか?

被験者:それぞれの肉体によって頭脳も微妙に違っているために・・・その肉体を通じて自分を表現する仕方も違ってきますから、それに答えるのは難しいですね。人間は、私達(魂)が宿っていなかったら全く空っぽです・・・それでも、私達(魂)はこの世の肉体を敬意を持って扱いますけどね。

博士:人間は魂がなかったら、どんな風になると思いますか?

被験者:そうなったら感覚や感情に支配されているでしょうね・・・

博士:しかも人間の頭脳によって、あなた(被験者)の反応の仕方も変わってくるという事ですね?

被験者:そう、今の私(魂)にとって・・・他よりも扱いやすい肉体というものもあります。いつも完全にその人間に結び付いていると感じる訳ではありません。ある種の肉体的な感情は圧倒的で・・・私(魂)に出来る事は少ないんです。

 

、、、、、、、、、、

 

博士:正直に言って、あなたは〇〇(被験者)の身体の中で、まるでよそ者のように振る舞っていますね。

被験者:そういう印象を与えるのだとしたら残念な事です。私達(魂)は人間の心をコントロールしません・・・私達(魂)は自分の存在によって・・・彼ら(人間)の心を高揚させ・・・世界の意味を理解して道徳に受容的になれるように・・・理解をもたらすようにしているんです。

博士:それは結構な事ですが、あなた(被験者)は人間の肉体を自分(魂)の進歩のためにも使っている訳でしょう。

被験者:もちろん、それは・・・両方(魂と人間)が混じり合っていて・・・自分(魂)のエネルギーを通じて与えると共に、受け取ってもいる訳ですけどね。

博士:自分(魂)のエネルギーを宿主(人間)に合うように調整しているという事ですか?

被験者:それぞれの肉体の感情的な傾向に合わせて、異なった表現の仕方を選んでいると言ったほうがいいでしょうね。 』

 

さあ、摩訶不思議?な会話が繰り広げられておりますが(笑)、この著書の博士は、このテーマについて、以下のように自分の説を述べております。

 

『 魂は人生で、人間の脳細胞と魂の知性的なエネルギーの共生を通じて、精神的な恩恵を与えもするし受け取りもします・・・

  永遠の意識が呼び覚ます深い感情が人間の感情と結び合わされて、一つの性格として表現される事、これが自然な状態です・・・

  いちいち人生の経験に応じて自分を変える必要はなく、それらの出来事に対する否定的な反応だけを変えればいいのです・・・

  しかしながら、行動の特徴にのみ基づいて性急に魂の成熟度を測る事は危険です・・・ 』

 

と。
では、考古学医学の旅に飛んで行きましょう!!!