気軽な量子論 ~意識の変容のオマケ~:「確率」ではなく「観測」という不可思議な世界

あなたは猫が生きている「世界」へも、あるいは、死んでいる「世界」へも、どちらへも自由に向かう事が出来る・・・

という状態や可能性の元で、

あなた自身が「観測」という意識を活用して、どちらかの「世界」に移行した・・・

つまり、

ある「一つ」の現実世界を、自分で選択し創り上げた!

 

とも表現出来ます。
そして、ここでの実験の例においては、猫が生きているのか?あるいは、死んでいるのか?という二者択一となっていますが、実際は、「観測者としてのあなた」は、科学者である「あなた」かもしれないし、あるいは、サラリーマンである「あなた」かもしれないし・・・結婚している「あなた」、結婚していない「あなた」、お子さんがいる「あなた」、お子さんがいない「あなた」、スポーツが好きな「あなた」、読書が好きな「あなた」・・・のように、

 

あなた自身が「無限」の可能性の中から、「意思」を持って何かを「選択」して移行してきた「世界」に、「今」のあなたが存在している

 

というのがパラレルワールドという「世界観」になります。
そして、

 

ここでのあなたの「選択」という行為そのものが・・・

あなたの「意識」が現実世界を創り上げている・・・

 

という点と繋がりがありそうに感じませんでしょうか?(笑)
そして、私は「世界観」という言葉を用いましたが、確かに、現在の所はパラレルワールドに関する実証は行われておりません。
それを実証する為の機器類が存在していない(そのような世界を「今」の私達が選択している)からでもあります(笑)
ただ、実証する術は現在の所はありませんが、

 

理論上はパラレルワールドが存在しないと、辻褄が合わない(量子論の「本質」が崩れ去る)・・・

 

という結論にもなっております。
つまり、またまた繰り返しですが、既に私達が日常生活において恩恵に預かっている電子機器類などを産み出した、量子論の「本質」がそのように(辻褄が合わないと)告げている・・・という点を今一度、味わってみて下さい(笑)

 

そして、このパラレルワールドのような「意識」による「選択」が現実世界を創り上げているというのは、よくラジオに例えられたりもしています。
私達の身の周りには、目には見えないながらも、数多くの電波が飛び交っています。
そして、あなたがラジオのチューニングを、ある「周波数」に合わせる事によって、その「周波数」で流れている放送局の音楽などを聴く事が出来ます
あるいは、他の放送局を聴きたいと思えば、チューニングを他の「周波数」に変える(合わせる)事によって、別の放送局のニュースなどを聴く事も出来ます。
しかし、

 

一度に聴ける放送局は「一つ」の周波数であるが・・・

実際は「多くの」周波数が・・・

常に同時にあなたの周りを飛び交って存在している・・・

 

というのと同じ見方になります。
これはTVのチャンネルでも同じ事です。
ただ、TVは「進化」しておりますので、2局、あるいは、3局同時に同じ画面で観られる優れもの?の機種も「今」という現実世界には存在しておりますが(笑)

 

ここまでは如何でしょうか?
難しく感じておりますでしょうか?
もし、難しく感じているようでしたら、私の表現力・説明力不足という事で申し訳ございません(苦笑)
でも、諦めずに次に進んで行きます!

 

このように、「観測」する人の「選択」によって現実(状態)という「世界」は変化し、その現実(状態)という「世界」はある意味「無限」に「同時」に存在しているという流れから、現在は、量子テレポーテーション(瞬間移動)という分野も実際に研究されています。

ところで、テレポーテーションと言うと、SF映画のワープシーンや、あるいは、ドラえもんの「どこでもドア」を思い浮かべる方も多いかもしれません(笑)
どちらも間違いという訳ではありませんが、「どこでもドア」の場合ですと、仮にのび太君の部屋にある「どこでもドア」の扉が開いていて、その向こう側に「別の場所の景色」が映っている、というイメージを持たれると、若干混乱するかもしれません。
なぜなら、「どこでもドア」は「四次元の世界」で創り出されたもので、「今」の私達は「三次元」に存在しているからです。

 

そこで、この量子テレポーテーションにおいては別のケースをイメージしてみます。