気軽な量子論 ~意識の変容のオマケ~:「確率」ではなく「観測」という不可思議な世界

私達の意識が現実世界を創り上げている

 

という点と絡めて味わってみて下さい・・・
「全て」「無限」という状態や可能性の中から、ある「一つ」の現実が存在(確定)してくる・・・
「意識」を「観測」に置き換えてみると、味わいやすくなるかもしれません(笑)
そして、この「本質」を活用した物が、私達の身の周りに溢れ、実際に当たり前に活用出来ている・・・というのが、「今」の現実世界であるという事を・・・

そして、月や太陽が本当に存在しているかどうかは分からなくても、遊び心で、もう一つあなたにご質問をしてみます。
それは、

 

「今」このTOPICSをお読み頂いているあなたの背後においては・・・

本当に何かしらの世界が存在している・・・

と、確信出来ますでしょうか・・・?

 

「今」、後ろを振り返るのも反則ですので(笑)
なぜなら、

 

後ろを振り返るという「観測」をする事で・・・「一つ」の現実(という状態)をあなたが創り出す

 

からです(笑)
では次は、おそらく量子論で最も有名な「シュレーディンガーの猫」の実験をご紹介致します。
ちなみに、この実験は2016年7月1日のTOPICS「ドッペルゲンガーとパラレルワールド」でも触れておりますが、おさらいの意味も込めて改めてご紹介して参ります。

 

とある一匹の猫がおります。
その猫を、毒薬が入った瓶と一緒に箱の中に入れて、蓋を閉めます。
では、そこから5分が経過したとします。
さあ、5分が経過した「今」、その箱の中の猫はどうなっているでしょうか?
一般的に考えられる方向性としては、

 

生きている猫が50%で、死んでいる猫が50%、という確率

 

で考える事が多いかと思います。
しかし、量子論ではそのようには考えません。
それは、

 

50%などの確率論ではなく・・・

箱の蓋を開けて、「誰か」が「観測」するまでは・・・

生きている猫と死んでいる猫が、同時に存在している・・・

つまり、「誰か」がその箱の蓋を開けて中身を「観測」するまでは、

その箱の中では、生きている状態の猫と、死んでいる状態の猫が・・・「重なった状態」で・・・どちらも存在(共存)している

 

というのが、この実験から導かれた結論です。
そのような事はあり得ない!詭弁だ!という意見も数多く出そうな実験結果かもしれませんね(笑)
ただ、このような実験なども含めて導かれた量子論の「本質」は、繰り返しですが、私達が当たり前のように活用している様々な多くの物に組み込まれております(笑)

 

そして、この実験結果からは、箱の中の猫が、生きているのか?あるいは、死んでいるのか?という両方(無限)の状態が、「誰か」が「観測」する事によって初めて、生きている、あるいは、死んでいる、という「一つ」の現実(という状態)が創り上げられる、という現象の説明とされておりますが、実は、この実験は更なる導きをもたらしました。
それが、

 

パラレルワールド(並行・多次元宇宙)

 

と呼ばれているものです。
私もよく買い物でお世話になっているスーパーマーケットと同じ名前の「ユニバース」は、状態が「一つ」に確定した宇宙という意味ですが、パラレルワールドとは「複数(無限)」の状態が存在する「マルチバース」と呼ばれるものになります。
なお、並行・多次元「宇宙」と呼ばれる事も多いのですが、私個人的には、並行・多次元「世界」と捉える方が理解しやすくなると感じております。

 

そして、猫は生きているのか?あるいは、死んでいるのか?、という、「猫の状態」によく焦点が当てられて説明がなされるケースが多いのですが、勿論、間違いという訳でもありませんが、パラレルワールドという観点から見ると、

 

猫が生きている「世界」に移行した「(観測者としての)あなた」

あるいは、

猫が死んでいる「世界」に移行した「(観測者としての)あなた」

 

という焦点の方がシックリくるかもしれません。
つまり、

 

(何かしらの)意思を持って箱の中を「観測」した「あなた」が・・・

自分で選んだ「世界」に移行した・・・

 

という捉え方です。
つまり、