一人で簡単に出来る「年齢退行(インナーチャイルド)療法」 ~全ての催眠は自己催眠という基本~

ISE(Initial Sensitizing Event)  ← 問題が最初に発生した出来事

SSE(Subsequent Sensitizing Event) ← ISEを強化した出来事

 

です。

これを分かりやすく表現すると、

 

ISEとは一般的に言われている「トラウマ(の源)」

SSEとはISEが癒されていないが故に「同じ意味付けが繰り返されている出来事

 

です。

実際のセッションではISEを探し出して癒していくという事を行います。

と言うのも、数多くあるSSEを癒すよりも、「大元」のISEを癒す事で、その他のSSEも自然と癒されていくからです。

ただ、今回の「一人で簡単に出来る」という場合には、

 

ひとまず、癒すのはSSEで大丈夫!!!

 

というスタンスです。

なぜなら、ISEは本人も気づいていないケ-スも多いのと、一人でトラウマ(の源)に向き合うのには辛さを感じる事もあるかもしれないからです。

しかし、SSEを多く癒していく事で、

 

自然と受容力や理解力が高まっていき・・・

自然とISEの出来事を思い出していく(ことに繋がる)・・・

そして思い出す事が出来たという事は・・・ISEを癒す準備が整った!!!

 

という流れに自然となっていきます。

 

 

【 一人で簡単に出来る手法の紹介 】

では、「一人で簡単に出来る」手法に入っていきますが、まず最初に、

 

対象となるSSEは、あなたの中でネガティブ(嫌悪・怒り・恐怖など)な感情を感じた過去の出来事

 

になります。

そして、このSSEは子ども時代である必要性はありません。
極端に言えば昨日の出来事でも構いません

なぜなら、昨日の出来事であろうが、子ども時代であろうが、はたまた前世であろうが、全ては「過去の出来事」だからです。

 

では、SSEが思い浮かんだら、

① SSEという出来事を体験した当時の自分を感情を含めてイメージ・想像する

 

そして、感情なども含めた当時の自分のイメージ・想像が出来たと思えたら、

② 当時の自分を抱きしめてあげる

 

これはイメージ・想像の中で構いませんし、抱きしめる事に限定されるものではなく、背中から見守っている、両肩をしっかりと握ってあげる、あるいは「頑張ったね」「もう大丈夫だよ」「一人にさせたままでゴメンね」などの言葉掛けでも良いですし、あなたのやりやすい自由な方法で大丈夫です!

 

そして、最後に、

③ 「当時の自分」と「今の自分」をイメージ・想像で合体(一致)させ、思い出したSSEの「意味付け」を一緒に変える

 

ここでの「意味付けを変える」とは、「確かに当時は辛かったけど、この出来事から自分は人にも優しくなれた」「あの時の感情はネガティブなものであったけれど、その莫大なエネルギーが自分にもある事が分かったので、今からはそれをポジティブな方面へ活用していく」「その時は嫌な事をされたけど、私はそのような人にはならないし、嫌な事は他の人にも行わないと決めるキッカケにもなっていた」などのような、

 

SSEからの学び

 

が、何となくでも浮かんでくるだけで充分です!!!

そして、このようにSSEを癒していく事で自然とISEを思い出していく事もありますが、ISEを思い出した時でも同じ方法で癒して大丈夫です!

なぜなら、「催眠は自由」だからです(笑)

癒すためには難しく困難である必要性もありません(笑)

そして、こんな短い手法で、ある意味、こんな馬鹿げた!?方法で何故効果があるのか?という点ですが、