前半:天使の声と悪魔の声、そして憑依への対処法は・・・(多重人格との比較も)

(他の問題も同様ですが)この種の問題においても、男性と女性の別は全く関係ない!

 

という点です。
と言うのも、一部の政治家の発言や、TVの一部のコメンテーター?的な方の発言の中には、「このような暴言などは女性特有なもの」「女性にありがちなヒステリー現象」などのような、あまりにも的外れなコメントが流されているのがとても危惧されるからです。
このような事は、「女性」に特有なものでも全くありませんし、そのような根拠も全くありません。
そして、「女性」に対して失礼のみならず、「男性」においては「多少の傲慢さ」は許容される、との意味合いが裏に含まれているようにも感じ、同じ「男性」としても許容されるものではないという事です。

 

それでは、進めて行きますが、今回報道されている国会議員の方の暴言は音声のみなので行動は正確には分かりませんが、まず一つに常軌を逸したような激情に翻弄されたような言葉、そして、よく分からないメロディー?的なものに乗せた赤ちゃん言葉の多用、そして、国会における質問答弁の姿、という少なくとも「3つの顔」が見受けられます。
勿論、その他にもご家庭での顔など様々ある事でしょう。

ところで、このような「複数の顔」については、よく、

 

多重人格では?

 

という事が言われたりします。
多重人格においても、子ども時代や過去のトラウマなどの抑圧により、自己防衛のために新たに産み出された人格などと説明がなされたりしますが、実際の所は分かっておりません
そして、多重人格において一般的に現れる現象においては、

 

本人の個性(主人格)は脇に追いやられてしまう
つまり、
別の人格(副人格)が行った言動は、本人には記憶がない

 

という点がよく見受けられます。
そして、このような現象は、

 

一部の憑依においても同じ現象が見受けられる

 

という点が共通しています。
つまり、このように共通した現象は見受けられるが、多重人格にせよ憑依にせよ、明確に原因や理由が解明されていないという点が厄介に感じられる所に繋がっていきます。
そして、今回の国会議員の方が憑依されているとは敢えて申しませんが、さらに厄介さを伴う理由の一つとして、

 

自分という意識を保ちながらも憑依を受けている

 

というケースです。
先の、多重人格や一部の憑依現象においては、記憶がない、という点から、他の人からの指摘や、自分の中でも何かがおかしいなぁ、と気づきやすいという側面がありますが、自分という意識を保ちながらの憑依は、

 

なかなか気づきづらい

 

という側面があります。
というのも、周りの人から見ても、あの人は最近疲れているのかな?あるいは、ストレスが溜まっているんだろう、などのように、別の原因としてすり替えられてしまうケースが圧倒的に多いからです。
そして、時には精神の病として扱われたりもしています(なお、脳の損傷などや、何かしらの体の不具合によって、言動の異常などが引き起こされるケースも確かにありますので、そのような場合には専門医の診断を仰いで下さい)。
勿論、本人もそのように最近忙しかったので疲れているのかな?と感じてみたり、あるいは、そもそも自分は今までと変わりはない!と思ってしまう事により、気づきづらさを更に増してしまいます。
では、このような場合にどう対処していけば良いのでしょうか?

まず、大前提を覚えておいて下さい。
それは、