達磨(ダルマ)大師とボーリング ~イメージ療法を活用した不安への対処法~

どれが良くてどれが悪いということもありません。
イメージ療法の利点の一つには、

 

「 見えないものを形に出来る 」

 

という所があります。
今回はボーリングの紹介でしたが、野球が好きならばホームランを打つ、ゴルフが好きならばホールインワンをする、サッカーやバスケットが好きならばゴールする、というように、あなたの中の不安などをボールにして下さい。
あるいは将棋が好きであれば、相手の王将を不安などで作り出し王手をする、など何でも大丈夫です。

見えないものを形にすれば、それを手放すことは簡単になってきます。
そして、

 

「 最後に爽快感を感じる 」

 

ということもポイントの一つです。
不安でも、心配でも、悲しみでも、怒りでも、何でも大丈夫です。

 

それを「形」にし、「形」にしたことで「手放し」やすくなり、「手放し」たら「爽快感」を感じる!

 

ただ、それだけの作業です。
そして、イメージ療法においても、1回で劇的な変化を遂げる人もおりますが、「魔法」ではありませんので、

 

「 継続する 」

 

ことが大切です。
継続することで潜在意識に着実に定着していき、ある段階で、不安はまだあるが、以前のような不安と違うなぁ~と感じていることに気づいていきます。
そして、その感じを自然と継続していくことで、いつのまにか感じなくなっていることにも気づいていくことと思います。

実は、多くの方が、

 

不安を感じなくなって初めて、次の行動を起こせる

 

と考えがちですが、

 

自然と次の行動を起こせていることに気づいたと同時に、不安も減少ないしは消滅していることに気づく

 

というケースの方が多いです。
全ての不安を消し去る必要はありません。
不安も時には私達の身を守るセンセーのような役割も果たしてくれています。

 

不安で行動を起こせない

 

のであれば対処が必要な時もあるかもしれませんが、

 

不安も多少感じるが、行動が起こせている

 

のであれば、特段気を揉む必要もありません。
また、あらゆる行動を起こせる必要もありません。
好きでないことや、必ずしも必要でないことを行えるようにする必要性もありません。
飛行機が怖いのであれば、新幹線や電車を乗り継いで目的地に到着しても良いのです。

 

ちなみに、継続するという意味では、例えばボーリングでは、10フレーム全てでストライクを出し、最後は「パーフェクト達成」の画面を見て、「より爽快感を感じる」なども良いと思います。

 

イメージの世界では、誰に遠慮することもありません(かと言って残虐な場面などを思い描いたりするのは止めましょう!)。
自由に伸び伸びとイメージして下さい。
そして、その「イメージの力」は、あなたが実際に持っている「あなた自身の力」です。
是非、「イメージの力」を自分の味方につけ、新しい環境を楽しく過ごしてみて下さい!

 

ちなみに、他の具体的なイメージ療法としては、2014年11月14日の第22回目のTOPICS『 イメージ療法としての恐怖症劇場 』や、2014年8月24日の第10回目のTOPICS『 イメージ療法としての「箱の爆破」法 』などもございます!

 

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