PFAS(ピーファス)問題から考える二者択一の「二者」の真の意味

第493回:『 PFAS(ピーファス)問題から考える二者択一の「二者」の真の意味 』

【 その他参照ワード:PFOS、PFOA、PFHxS、有機フッ素化合物、健康被害 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!

このTOPICSでは世の中や社会の物事や出来事も多々取り上げていますが、カウンセリング等では《 個人の心の内面 》に取り組むイメージも多いと思います。

すると、世の中や社会で起こっている事柄をTOPICSで取り上げても意味が無い、個々人には効果も変化も現れないなどを感じる人もいるかもしれません。

そこで《 問い掛けて 》みます、、、

 

カウンセリング等を受ける前に《 生きて来た場所 》はどこですか・・・

そして・・・

カウンセリング等を終えた後に《 生きて行く場所 》はどこですか・・・

 

 

では、今回のテーマを進めていきますが、前回のTOPICS『 人新世を生き抜くには ~アンパンマン(マーチ)を支えにして~ 』では、

 

ネガティブな《 蓄積 》という《 影響 》

ポジティブな《 積み重ね 》という《 反映 》

 

という『 「2つの視点」を自由に行き来し、皆さんなりに自由に連想してみて下さい! 』と冒頭で伝えていましたが、この点も今回のテーマと大きく深く《 繋がって重なって 》いますので、この先も同じように意識して眺めてみて下さい!

 

今回活用する素材は昨年(2023年)の11月28日に放映された『 報道1930 』(BS-TBS)という番組の「検出拡大PFAS問題」の回を私なりにポイントを整理した上で(また、部分部分では私なりの表現を用いて)紹介します!

 

【 PFAS(ピーファス)とは 】

「PFAS(ピーファス)」とは有機フッ素化合物の内の特定のグループの総称で、水や油をはじく、熱に強い、分解されにくいなどの特性があり、フライパンや化粧品や包装紙などの身近な製品、業務用泡消火剤など多くの用途に使われています。

このPFASの中には「PFOS(ピーフォス)」「PFOA(ピーフォア)」という種類があり、これらの中で使われている一部の物質に発がん性やコレステロール値の上昇などの健康への影響があると言われています。

 

【 日本の取り組みの現状(2023年11月時点) 】

《 ようやく最近では 》世界的に製造や使用が規制される方向となり、日本では2010年にPFOS、2021年にPFOAの製造と輸入が原則禁止とされました。

ただ、この2つ以外のPFASは他にも1万種類以上の物質があると言われており、全ての物質で健康への影響調査がされている訳ではないのが《 現状 》です。

 

そして、これらの物質は分解されずに(分解されにくい特性の為に)環境や体内に《 長く残る(蓄積される) 》事から 永遠の化学物質 〗と言われており、世界中で規制の動きが高まっているという《 流れには 》なりつつあります。

そして、番組の放映同日(11月28日)の日本の国会では、PFASの一種である「PFHxS」という物質が今年(2024年)の2月の政令施行後に製造と輸入が原則禁止とされる事が決まりました。