統合を学ぶ為に分断を経験する必要はない ~賢者は歴史に、愚者は経験に~:後半

第484回:『 統合を学ぶ為に分断を経験する必要はない ~賢者は歴史に、愚者は経験に~:後半 』
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S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です!

今回も前回に引き続き「統合を学ぶ為に分断を経験する必要はない ~賢者は歴史に、愚者は経験に~:後半」とのテーマをお届けして参りますが、前回同様に、まず最初に皆さん自身の日常生活などを含め、

 

【 何が変わって・・・何が変わっていないのか・・・ 】

 

との視点を意識しつつ、この先を眺めてみて下さい!

では、早速進めて参りますが、福島原発からの汚染水(処理水)の海洋放出も行われ始めましたが、これには政治的理由(側面)からの中国における水産物の全面輸入禁止という問題もありますが、私が違和感を感じるのは、水産物の《 全面 》輸入禁止であるにも関わらず、何故か青森県でも然り、日本としてもホタテ(加工品)の支援だけが声高に叫ばれています。

私の住んでいる青森県では先が見通せない事からナマコ漁なども一時(先月の10月)は自粛となり、それに関する賠償請求も個別に東京電力に行っている模様ですが、このような状況の中、猛暑の影響なのか、養殖ホタテの稚貝が死ぬ被害が相次ぎ壊滅的な状態ともなっている模様です、、、

 

ところで、私の知人にショッピングモールで市場を担当している方がいらっしゃり、その方から教えて貰ったお話ですが、このように青森県内でもホタテ(加工品)支援の波が押し寄せる中、実の所はホタテ(加工品)の衛生基準等は国内での生食の基準を満たしておらず、それにも関わらずお刺身で食して支援したいという消費者の声も多くあり(当然の事ながら食べ物には旬という時季もあります)、実際に販売する小売店等では《 実態を知らなさ過ぎる 》という感想や意見が多く、ほとほと困ってしまっているそうです。

ここでも私はホタテ(加工品)業者の方々を非難や批判している訳ではなく、また、少しでも支援をしたいなどの消費者の方々の声を非難や批判している訳では全くございませんが、よく言われるように、

 

善意の押し付けという《 ありがた迷惑 》

 

というのは、私自身も含め誰もが知らずに行ってしまっている事はありますし、ここでの真の動機においても支援というのがありますので間違っていると迄は言えないのかもしれませんが、それが故に、これも前回の冒頭における、

 

何かに《 知り・考え・気づく 》

 

という、自分なりに出来る範囲内での《 実践 》が肝要というのが、ここでの真意になります。

ところで、かなり前になりますが、茨城県の東海村で起きたJCO臨界事故のドキュメンタリー番組を観た事があります。
その中では被爆された方々の状態なども紹介されておりましたが、病院に運ばれた時点で生存出来る余地はほぼ無く、治療もほぼ出来る事がない状態であり、体内の細胞がドンドン壊れていき、体液やリンパ液や血液等が染み出し、それを拭(ぬぐ)う為の包帯などを巻いても、今度は取り替えの為に包帯を剥がす際に激痛に襲われ、被爆された方々の意識があるのかないのかは分かりませんでしたが、私はこの光景をテレビで観ていて、

 

このような地獄の苦しみという言葉でも表現し切れない状態であるのならば・・・

ご本人様の事を考えたら安楽死をさせて上げるのも一つ(の手)ではないのか・・・

 

と感じました。
勿論、これは私の感じ方であり、当時でもご家族等の方々におかれましては、何をしてでも助かって欲しい、助けて欲しいとのお気持ちを抱くのは当然の事です。

2019年11月9日の第279回目のTOPICS『 魂の視点から考える「安楽死と尊厳死」 ~「自殺」との関係性も含め~ 』では、私が最初に安楽死を考えるようになったキッカケ(ケース)を紹介しており、私個人的には安楽死は否定派ではありますが、この東海村の事故に関しては安楽死を適用しても、、、と考えた2例目になっています。