第213回:『 夫源病・妻源病から見る病気の一側面 ~不定愁訴や更年期障害との重なりも~ 』
【 その他参照ワード:ストレス、コミュニケーション不全、健康という病 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
最近は夫源病(ふげんびょう)・妻源病(さいげんびょう)という言葉を「耳にする」機会が増えています!
芸能人の上沼恵美子さんの離婚のニュースで初めて知った人も多いかもしれません。
【 夫源病・妻源病とは 】
簡単な説明として、
夫源病とは夫の妻に対する言動などに妻がストレスを感じ、様々な症状として現れてくるもの(妻源病は逆パターン)
と表現出来ます。
つまり、
妻(あるいは夫)の様々な症状を引き起こしているのは・・・夫(あるいは妻)が原因である
というものです。
【 命名の由来 】
これは医学上の正式な病名ではなく、医師そして大学教授の石蔵文信 氏が命名したものです。
と言うのも、更年期外来で中高年の夫婦の患者を診察する中で、確かに症状として現れてはいるが、その症状の医学上の原因が見当たらない事から命名したそうです。
そして、症状だけを観察していると「イライラ・不眠・動悸・頭痛・めまい・高血圧・胃痛」など、40~60代に見られがちな不定愁訴や更年期障害とも重なることから、その原因を探る中で出てきた一説です。
ちなみに、「夫源病・妻源病」をネットで検索すると弁護士事務所や探偵事務所もヒットします(笑)
そして、TOPICSでは繰り返し伝えている、
どのような症状や出来事であれ、本人にとってリアルに感じられるものは、その人にとっての真実である
という点を踏まえ進めていきます!
【 様々に出てくる対処法 】
「夫源病・妻源病」をネットで検索したり書籍で調べると、症状への対処は外出や気晴らしをする、プチ家出をしてみる、あるいは別居や離婚を考えるなど様々に出てきます。
また、実際に症状として現れている胃痛や高血圧などでは、ひとまず医師の診察の元に薬を服用して症状を緩和させる。
そして、原因が「夫・妻」という「源」に見つかる事で、症状が軽減したら薬の服用を抑えるなどが紹介されています。
【 本音はどこにあるのか!? 】
ところで、夫あるいは妻が原因!?だとすれば、結婚が可能になる「10代から~上限なし」という、あらゆる世代でも引き起こされる事になります。
勿論、事実婚や恋人関係、同性同士の関係でも同じく当てはまります。
ただ、社会的に関係性を解消しやすい場合には、症状に至る(現れる)前に関係性が終わっているケースもあるでしょう。
また、夫婦に限らず、嫁と姑、親子、兄弟姉妹、親類、近隣関係など、そして職場の人間関係も該当します。
職場の人間関係では一つ屋根の下で暮らしていないので、ある程度はやり過ごす事が出来たり、症状も抑えられ気味になっているケースも多いでしょう。
ただ、ざっくばらんに過激!?な表現をすると、
相手の存在そのものが嫌!!!
というのが、偽らざる共通の本音ではないでしょうか(笑)
そして、当然ながらコミュニケーションも関係してきますが、特に職場の立場・力関係の違いでは、業務命令として上司や経営者からの強制もあるでしょう。
また、「部下は上司の言う事を聞いて当然!」などの考えを持っている人(上司や経営者)とは、そもそものコミュニケーションすら成り立たないケースもとても多いでしょう、、、