では、本来の趣旨に戻しますが、これには、誤解を受ける方もいらっしゃるかもしれませんし、もしかしたら、気を悪くされる方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、非難や批判をするような思いから発信している訳ではない事を、ご理解頂ければ幸いです。
それでは、次に述べる事は全員に当てはまる訳では勿論ありませんし、どちらかと言えば少数かと思われます。
ただ、俄には信じ難いお話かもしれませんが、それは、
病気である(と診断される)事により・・・
(その病気という状態に)安心してしまい・・・
そこから(病気から)抜け出そうとしなくなる・・・
というケースが結構多いものです。
つまり、
今の自分の症状や状況は・・・
全てが病気のせいであり・・・
私のせいではないのだから・・・
との心持ちになってしまう、というケースです。
これは、
心の病にも・・・体の病でも・・・
どちらにも当てはまっているケースがあります。
つまり、このような心境になってしまうと、
全てが受け身になってしまい・・・
主体的に取り組む事が出来なくなってしまう・・・
という状況です。
ここが、誤解や不快にさせてしまう怖れのある部分ですが、例えば、抗癌剤の副作用や、あるいは、様々な体の状態により、身動きすら出来ない、あるいは、させて貰えないという方々もいらっしゃるでしょうし、そのような場合を述べている訳ではありません。
これが、全ての人に当てはまる訳ではなく、当てはまるのはどちらかと言えば少数かもしれません・・・とお伝えした理由です。
ただ、ここで申し伝えたいのは、
中には、全てを病気のせい(言い訳)にし、自分では何ら改善しようともしない
という人がいらっしゃるのも事実です。
勿論、これすらも、その人の選択と決断の自由なので、私がとやかく言う事ではありません。
ただ、今回ご紹介した「夫源病・妻源病」の(一部に存在する)ように、全ての責任を病気に背負わせてしまう・・・というのは、
どこか・・・共通(似ている)している点があると思われませんか・・・?
という「問い」を考えて頂きたいとの趣旨から来ています。
そして、このような「問い」を考えていると、このTOPICSでも繰り返しお伝えしております通り、
心と体は「繋がって」いる
のは間違いなく真実であり、それは変わりませんが、
心と体は「重なって」いる・・・
という表現の方が、もしかしたら、より理解や実感しやすい方もいらっしゃるかもしれません。
そして、近頃では「健康という病(健康であろうとし過ぎる病)」という言葉もありますが、
病気である事に対して、安心してしまう病・・・?
という側面が、もしかしたら一部?であるかもしれませんが、今回のテーマの「病気の一側面」という傾向に現れているのでは・・・?などと考えたりしております(笑)
「(笑)」と表現しておりますが、これは「希望」や「笑顔」に繋げていく為の「何か」も必ず存在しているという思いを込めております!
また、心と体は繋がっている・・・あるいは、心と体は重なっている・・・どちらの観点でも宜しいのですが、2016年1月21日のTOPICS「情報と心・イメージ」の中の一部における、アメリカの心理学者のブルーノ・クロッパー氏が報告しているお話を再掲載致しますので、興味のある方は、今回のテーマとの関連性を、今一度、考えてみて下さい!