第４７９回：『 ディープフェイクとイカロスの翼 ～程々にしないと痛いしっぺ返しを喰らう～ 』
【 参照キーワード：ディープフェイク、イカロスの翼、しっぺ返し、生成（系）ＡＩ、人工知能、ラテラルリーディング 】
Ｓ．Ｌｉｇｈｔ．Ｍ（カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング）の瀬川です！
今回は「ディープフェイクとイカロスの翼 ～程々にしないと痛いしっぺ返しを喰らう～」とのテーマをお届けして参りますが、《 この時点 》では何が何やらさっぱり検討も付かない事と思います（笑）
ところで、《 程々（程度） 》というのは人それぞれ様々なもの（その人なりの基準等）であり、同じ人でも《 場面や状況や出来事 》などで色々と変化していくものでもあります。
また、同じ事や何かを《 一度（既に）経験 》した事でガラッと《 しなやかさ 》が生み出されたりなども起こりますが、そのような視点から今回は私自身の《 言葉は少なめ 》にし、《 メタファー（暗喩や比喩や物語） 》を重視した内容と構成にしておりますので、まずは心を解き放って眺めてみて下さい！
ここ数年では「フェイクニュース」との言葉もよく聞かれるようになりましたが、ここに最近の「生成（系）ＡＩ」の誕生により、事態は更に複雑になりつつあります。
ちなみに、ご存じの方もいらっしゃる事でしょうが、生成（系）ＡＩとは「自らで学習し新たな何かを生み出す人工知能」と捉えられております！
そして今回の「ディープフェイク」とは、有名人や政治家等の社会や世の中に与える影響の大きい人物の合成動画を生成（系）ＡＩで創作し、あたかも本人が《 発言 》しているかのような動画の事を指しており、これにより世論等が恣意的に誘導されてしまう恐れなどの危険性も指摘されております。
平たく言えば、
《 嘘や偽物 》の動画
という事になりますが、このような動画や音声などを組み合わせる事で、その創作者の《 操り人形 》がいとも簡単に生み出されてしまい、《 勝手に一人歩き（ＳＮＳ等での拡散） 》してしまう状況の事も含まれます。
そして本年（２０２３年）の５月２２日に某ＳＮＳサイトで生成（系）ＡＩにより創作されたと考えられるディープフェイクが世間を混乱させた出来事が起こりました。
それはペンタゴン（アメリカ国防総省）付近での爆発動画であり、《 瞬く間に 》多くの人達に拡散され、それが株式マーケットに急落という影響を与え、更にマスメディア自体もディープフェイクを《 本当に起きた出来事 》として扱いニュース速報で報じるなどの混乱を生じさせました。
そして、この出来事はディープフェイクという動画によって《 社会に初めて実害が出た 》ケースと言われております。
また、ディープフェイクを悪用（悪用とは言いましてもディープフェイクそのものが嘘や偽物であるのは先の通りです）した出来事というのは、有名人や政治家等に限らず、家族や知人等の誰かに似せた動画や音声が悪用され（ＳＮＳ等に投稿したものから盗まれ）、なおかつ、時に嘘や偽物の相手と《 会話も成立してしまう 》詐欺事件も多発しつつあります。
このような憂うべき事態に対処すべく、大企業等では嘘や偽物を見抜く為のプログラムなどの開発や導入もされていますが、《 私達一般人に見抜く事はほぼ不可能なレベル 》にまでディープフェイクは《 既に 》到達しております。
このような状況が《 （自己）矛盾 》とも言うべく、
あるＡＩが創作した嘘や偽物を・・・
他のＡＩが見抜いて暴くという・・・
ＡＩ同士の《 イタチごっこ 》・・・
が《 現実に 》起こっています。
では、ここ迄でディープフェイクに関する全体像は何となくでも掴めた事と思いますが、ここからは「メタファー（暗喩や比喩や物語）」を取り入れて進めて参りますので、自由に眺めてみて下さい！