【 冬眠様状態は実現済み 】
人工冬眠の研究を牽引するのが、理化学研究所の冬眠生物学研究チームで、チームディレクターをしている砂川 玄志郎さんです。
そして、2020年、
マウスを冬眠に近い状態にする・・・
神経回路を発見!!!
しました!
ただ、冬眠ではなく、
冬眠様状態
という点がポイントです、、、

ところで、マウスは1日の内で数時間だけ休眠します。
これを「日内休眠」と呼び、この間のマウスは低体温&低代謝の状態になります。
そして、砂川さんが発見した神経回路を刺激すると、マウスはいきなり冬眠様状態に入る事が分かりました。
そして、体温&代謝をコントロールする神経細胞である事から、
Qニューロン
と名付けました。
ちなみに、Qニューロンを刺激すると体温が下がる(落ちる)現象を発見したのは、筑波大学医学医療系教授の櫻井 武さんとの事です。
そして、人間も含めた哺乳類には、
体温(人間は36~37度)を一定に保つ仕組み
が備わっています。
そして、この仕組みには、
「設定温度(体温)」に加え・・・
どれだけ設定温度に近づけるか否かの「熱生産(代謝)」・・・
という2つの働きが関与しています。
つまり、冬眠する動物は、
設定温度&熱生産の「両方を」落とす事が出来るが故に・・・
低体温&低代謝の状態を保つのが可能・・・
になります。

そこで、室温28度の環境で、
マウスの体温を37度から30度に落とすと・・・
マウスは暑くて夏バテ状態・・・
になりました。
そして、
この状態を冬眠様状態と呼ぶ
という事になりました。
更に、室温20度の環境で、体温を30度から23度に落としても、同じく暑くて夏バテ状態でした。
しかし、体温は23度に維持しつつ、
室温を12度に落とすと・・・
マウスは寒くて震え出す・・・
という生理現象が見られました。
つまり、マウスはこの段階に至って初めて、
熱生産に取り掛かる
という事が分かりました。
そして、再び室温を28度に戻すと、
体温も30度に戻り・・・
同じく暑くて夏バテ状態・・・
になりました(笑)

つまり、冬眠様状態とは、
心拍数・呼吸数・血圧も落ち・・・
低い設定温度(体温)を維持しつつ・・・
周りの環境に適応する為に・・・
熱生産(代謝)が始まり体を調整する・・・
省エネ状態!!!
という事です!
そして、マウスのQニューロンを刺激する際には、
「薬物投与」の方法
が用いられているので、人間にも適用可能と考えられています。

【 考えられている活用法 】
人工冬眠や冬眠様状態の実現が可能になった際には、幾つかの活用法が既に考えられています。
例えば、
救急救命の場面では・・・
救急車での搬送時に冬眠様状態にさせる事が出来れば・・・
細胞が死滅するなどの時間を稼ぐ事が可能になり・・・
死亡リスクが低減する!
などです。
また、
臓器移植の手術の場面では・・・
患者の容態を安定かつ安全に保てる!
などです。
あるいは、
全身麻酔の代替・サポート!
などです。
勿論、先のSF映画のように、
2年半から3年ほど掛かる・・・
地球と火星を往復する時にも!
なども考えられています(笑)

では、番組の紹介は終了です!
ちなみに、以下は番組からではなく、私が以前に見聞きした話です。
それは、ヴードゥー教などでは、
薬草を飲ませる事で・・・
人間を仮死状態にさせる・・・
という事が行われます。
つまり、
仮死状態を人為的に作り出す事で・・・
死者が墓から蘇る・・・
という「実話」が生まれます、、、
勿論、あくまで「仮死」状態であって、「本物の死」に至っていないが故に、可能な話です(笑)

では、視点を変えて、番組『 歴史探偵 』(NHK)から「 竹中半兵衛と黒田官兵衛 知られざる涙の絆 」の回を少し眺めます!