冬至という初夢に贈る物語(メタファー) ~パート8~:干支という十二支からの振り返り

いわゆるガイドや守護霊などが《 敢えて躓(つまづ)かせて 》・・・

《 自らで気づく 》姿勢を促す・・・

これが《 七転び八起き 》!

 

のような感じかもしれません!?(笑)
そして、何と言っても、猫に追いかけ回されるようになったネズミは、先程の「自分のした事は自分に反ってくる」との《 自業自得 》でもある事でしょうが、

 

《 自分に嘘 》を付き続けていると・・・

《 自縄自縛 》の状態に陥ってしまい・・・

その《 呪縛 》から逃れる為には大変な苦労を伴う・・・

 

という事になります!
なお、逆も又真なりで、「自分に嘘を付かない」とは《 自己中(心的) 》で良いという意味では全くありません!

ちなみに、物語の中ではネズミだけが悪者!?のようにされている感を受けた方もいらっしゃるかもしれませんが、あくまで「メタファー」であり、ネズミ年生まれの方とは何の関係もございませんので!!!(笑)

 

では、1つ目の物語からの「振り返り」もここで終了ですが、この先の2つの物語に関しましては、

 

ネガティブな《 蓄積 》・・・

ポジティブな《 積み重ね 》・・・

 

という視点を頭の片隅にでも入れて頂いて眺めてみて下さい!!!

 

『 王様をほしがったカエル 』より:

昔々、カエルたちが池の蓮(はす)の葉の上で、のんびりとおしゃべりしていました。
「この池は、食べるものもたくさんあって、とてもいい所だね。 でも、何か足りないと思わないかい」一匹のカエルが言い出しました。

「そうだね、そんな気がする。 何が足りないんだろう」他のカエルも言いました。
「それは王様だよ。 僕たちカエルに、王様がいてくれたらいいと思わないかい」
「そうだ、王様だ。 僕たちカエルは、いつも他の動物からバカにされるけれど、王様がいてくれたら、もうバカにされないよ」
「王様がほしい」
「王様がほしい」

 

カエルたちは、口を揃えて言い始め、さっそく神様にお願いに行きました。
「神様、お願いがあります。 どうか私たちに王様を下さい」

すると、神様は答えました。
「カエルたちよ。 王様などいない方がいいぞ。 カエルがバカにされることがあったとしても、それは王様がいないからではないはずじゃ」

 

けれども、カエルたちは聞きません。
「王様がほしい」
「王様がほしい」

神様はカエルたちがあまりにも熱心にお願いするので、カエルたちの住む池に、丸太ん棒を投げ込みました。
「あ、水の上に何か浮かんでいるよ」
「きっと神様が、王様を授けて下さったんだ!」
カエルたちは大喜びです。

 

しかしいつまで経(た)っても、丸太ん棒の王様は、プカプカ水に浮いているだけです。
「静かな王様だね」
「王様、なんとか言って下さい」

カエルたちは、何も言わずに浮かんでいるだけの王様に文句を言い始めました。
「もっと、強い王様がほしいよ」

 

カエルたちはまた神様に頼みに行きました。
「神様、この王様はおとなしすぎます。 もっと強い、立派な王様がほしいのです。 王様を取り替えて下さい」

すると神様は言いました。
「そんなに言うなら、別の王様を授けよう」

 

池に新しい王様がやって来ました。
今度の王様は、コウノトリでした。
「わあ、今度の王様は強そうだよ」
カエルたちは大喜びです。

ところが、コウノトリは池に来ると、カエルたちを次から次へと食べ始めました。
「ひゃあっ、助けて!」

カエルたちは逃げ回りましたが、手遅れです。
コウノトリの王様は、カエルたちを一匹残らず食べてしまいましたとさ。

 

では、2つ目の物語もここで終了ですが、間髪入れずに3つ目の物語に突入して参ります!!!