引きこもりや鬱症状などからの脱却のヒント ~外部刺激を活用し自己というテリトリーを拡げる~

【 ドーパミンと接触刺激 】

線虫という体長1㎜にも満たない生物がいます。

線虫は人と同じような動物としての基本的な構造を持っているが故に、極限化の実験でよく使われます。

そこで、線虫を宇宙ステーションに持って行き実験が行われました。

 

すると、無重力下では線虫の動きは鈍くなり、遠心機で作り出した地球と同じ程度の1Gの人工重力下では地上(地球上)と同じく活発に動き回るようになりました。

そして、この理由として無重力下では線虫のドーパミン(快感や幸福感、やる気などの報酬系の活性化に欠かせない神経伝達物質)が大幅に減少している事が判明します。

 

 

そこで、無重力下の線虫の生活環境にビーズを置いて《 接触という刺激 》を与えた所、1Gの環境とほぼ変わらない程度にまでドーパミン量が戻る事が分かりました。

なお、この話もメタファーとしてちゃんと機能していますので、難しい点は分からなくても大丈夫ですよ!!!

 

では、更に野口 氏のコメントを紹介します。

野口 氏:
『 僕自身は宇宙体験とは引き算の世界だと思っているんですけれど、まず宇宙に行くと空気が無いという事も含めて、音があまり無い世界になります。

触る物も手袋越しでちゃんとしっかりとは掴めなくなってくる。

そういった意味で、目の世界だけで、視覚だけで周りの自分の外の世界を理解しなきゃいけないという場面が非常に多くて、空気が無いと地上の地球は凄く明るくて、ちょっと視線を(宇宙に)変えるとそっちは真っ暗という状態になる訳ですよ。

そうすると、完全な闇というのが体験出来る。

(中略)

 

(宇宙遊泳をしていると)こっち側(宇宙側)って本当に何も無いんですよ。

そうすると、人類が作った文明と何も無い世界が本当に自分の体を挟んで、命の世界と死の世界が同居している感覚。

(中略)

 

実際に宇宙空間に出て地球を外から見ていると、自分が知っている地球というのは、もう切り離された存在になっており、客観的に捉えている状態な訳ですよね。

  絶対的では無い相対的な存在としての地球を意識出来る。

相対的に見ているからこそ、その価値に気づくと。 』

 

番組からの紹介はここで終了です!

 

 

しかし、ほとんどの人がここ迄の内容と今回の引きこもりや鬱症状などと何の関係があるの???のように《 顕在意識 》では理解出来ていないと思います(笑)

でも、それで大丈夫です!!!

 

では、ここから脱却のヒントとして日常生活(現実世界)での《 振る舞い(具現化) 》の方法を紹介していきます!

 

【 自分を許す・赦す 】

引きこもりや鬱症状などに限らず、私達の誰もに日々のバイオリズムが存在しています。

故に、日によって気分のムラ(変動)が生じるのは自然な事です!

そして、特に気が滅入りがちであったり、落ち込みを感じている時には、他人と会ったり話したりするのが億劫になるのも、これも誰もに当てはまります。

故に、

 

(引きこもりや鬱症状などを感じている)当初は無理に人と会ったり話したりなどの人付き合いをする必要はない

それで良い!という事を自分に許して(赦して)あげる

 

という事が「出発点」となります!