迷信に魂の視点で斬り込んでみる!?(笑):前半 ~自己及び他者の観念を知り気づく~

○ 《 初物を食べると七十五日長生きする 》

食べ物にも当然ながらエネルギー(栄養)があり、特に「旬の時季」の食べ物は滋養が溢れています。

昔はこのような「旬の食べ物」から「季節(四季)」を感じ取っていましたが、現代では気候変動などの切実な問題を出すまでもなく、多くの人が仕事に追われていたり、様々な悩みなどで「季節(四季)」を感じ取れる人が少なくなって来ている「感」は否めません

そして「感」との言葉を使いましたが、食べ物の腐り具合などを舌などで「感じる」事も身を守る為には必要な事です。
現代に生きる私達は、このような「感」をどこかに置き去りにし、忘れてしまってはいないでしょうか???

ちなみに、ハウス栽培などの食べ物を否定や非難している訳では全くございませんので、誤解の無きようお願い申し上げます!

 

○ 《 靴下を履いたまま寝てはいけない 》

これは「死装束」を連想させる事から避けるようにとの見方が定説である事と思われますが、足裏は不要なエネルギーを流し、必要なエネルギーを受け入れる箇所でもあります。
勿論、そのようなエネルギーの性質としては、こんな事を言っては何ですが、靴下ごとき!?に妨げられないというのも事実です(笑)

ただ、私達が寝ている時には、肉体が感じている何かしらの影響を受けているのも事実です。
夢の一つの役割には「心を解放する」というのがありますが、肉体を携えている私達においては「足(裏)」というのは「自らで(しっかりと)立つ」という事も意味している事から、「足枷(あしかせ)」などを連想させる(感じさせる)ような、足に何かを感じるものを身に付けている時には、それが夢への影響を及ぼすという面は多少あるかもしれません。

 

ただ、冷え性などで眠りづらいという方などにおきましては「頭寒足熱」との言葉もありますように、靴下を履いて寝ても勿論大丈夫ですし、先ほどの「自らで(しっかりと)立つ」との言葉におきましては、お体に障がいや不自由さがあり、車椅子や寝たきりの生活を送らざるを得ない方々の事を指している訳でも全くありませんので、ここでも早とちり!?早合点!?のように「短絡的」には捉えないようお願い申し上げます!

ちなみに、外国映画などを観るとお分かりになるかと思われますが、外国の多くでは火葬をせずに、ご遺体をそのまま棺に納めた状態で埋葬をする国々もありますので、ご本人様の好きな服(格好)を着せて送り出すのが一般的です。
私達におきましても、旅行などの際には「お気に入り」の服で出掛ける方が気分が高揚するのと同じ事かもしれません(笑)

 

○ 《 箸から箸へ食べ物を渡してはいけない 》

これも火葬場におけるご遺骨を集める(拾う)際の「作法」と被(かぶ)る事から縁起が悪いとされているのが定説ですが、「口」はエネルギーの「出入り口」として一番身近な「器官」になります。
私達の体に必須な水も然り、様々な栄養を摂取する際の基本的な役割(働き)を担ってくれているのも「口」であり、その「口」が体への「入り口」になっています。

そして、気の合わない人とのお食事(会食)は箸が進まない、、、食べた気がしない、、、なども「口」はエネルギーの「出入り口」である事と関係しております。
お仕事上での接待や、説教臭い!?上司などとの飲み会などで皆さんも経験があるかもしれませんが(笑)

 

そして、「言霊」との言葉もあるように、言葉は「人を殺しもすれば活かし(生かし)もする」とのように、言葉には「力」があります!
その言葉の「出口」も文字通り「口」です。
例えば、「言葉」と「行動」が一致していない人などに向けては「どの口が言っているの???」などの表現もありますね(笑)

そして、懐石料理などの「作法」の一つに、「口」に運ぶ(入れる)のは箸の先端の数センチまで、というのがあります。
これは箸を作ってくれた方々(職人さんなど)への感謝を「見える化」して表す「心映え」という意味が含まれております。
ちなみに、これを私が初めて知ったのは、このTOPICSでもよく取り上げております漫画の『 美味しんぼ 』です(笑)

 

また、このコロナ禍では特にそうかもしれませんが、箸から箸へと渡すのには衛生面も関係してきますが、逆に一つの鍋を皆でつつくような料理も素敵なものです。
そして、恋人関係などにおいてはキスをするなどの「触れ合い」も素敵なものでありますが、ここでの迷信には「人間関係の距離感(適度な距離感)」(参考になるTOPICSの一つとして『 人間関係における距離感と恋愛 』もございます)を学ぶという魂の視点が含まれております。

ちなみに、私達人間が臨終を迎える際には「息を引き取る」との表現もありますが、文字通り、人は臨終の最後には「息を吐く」のではなく、「息を吸って」体から離れます

それでは、前半の今回ですら長くなってしまいましたが、「潜在意識」に関する迷信を一つ取り上げ、今回の締め括りとさせて頂きます!