人間関係における距離感と恋愛 ~人間関係にタブー!?な数字を敢えて当てはめてみる~

第93回:『 人間関係における距離感と恋愛 ~人間関係にタブー!?な数字を敢えて当てはめてみる~ 』
【 参照キーワード:人間関係、距離感、恋愛、依存、コミュニケーション、カウンセリング 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です。

関東の方では桜も満開になり、青森県内でもあと2週間程すると桜が咲き始めると言われています。
桜と言えば春ですし、入学などの季節でもあります。
このような季節の風物詩を耳にすると、過去のその当時の思い出が蘇ってくる方々も多いかと思います。

 

私も近頃は、夜寝る前に、私が中・高校生当時に流行っていたTVドラマをレンタルしてきて見たりしています。
今から25年程前のドラマですが、現状では考えられないようなライフスタイル(バブル経済の名残)であったり、また、飲酒運転の場面や、今では差別的な発言と言われるような表現や、教育上好ましくないと言われるような描写も当たり前のようにドラマの中には組み込まれていました。

 

私はそのようなことが悪いと考えている訳ではありません。
良い点悪い点は別にして、当時と今現在では社会における価値観などもかなり変わってきています。
また、携帯電話の普及率やSNSなどの発展により、コミュニケーションの質も、当時とは大幅に変わっている側面もあります。
飲酒運転や差別的な表現などを肯定する気はありませんが、個人的には現在の方が少し窮屈に感じることも少なからずあります。
そして、当時はトレンディードラマと言われる、いわゆる「恋愛」ドラマが大方を占めていました。

 

そこで、今回の「人間関係における距離感と恋愛 ~人間関係にタブー!?な数字を敢えて当てはめてみる~」を進めていきます。
私がカウンセリングを行っているケースでも、人間関係における悩みというのはとても多いです。
親子・家族、親類、職場、友達など、人間関係は様々に反映されます。
私が行政書士の仕事をしていた時も、相続関係でトラブルになっているケースも少なからず見てきました。

 

人間関係を送る上での「距離感」という言葉からは「冷たさ」を連想する方もいらっしゃるかもしれません。
また、この「距離感」をこれから「数値化」していきますが、あくまでイメージしやすいことを目的としていますので、その「数値化」が正しく絶対的なものでもありませんし、人それぞれ違ってきます。
よく、「腹八分目」に食べるという表現のように、ご自身なりの「適度」を考えて貰えることが目的です。

 

皆さんは、例えば職場の人との距離感をどのように保っているでしょうか?
ある人は、職場の人とは30%程の距離感を保っている、あるいは、プライベートでの関係とは違うので10%程の接し方に留めているという方もいらっしゃるでしょう。

 

また、お知り合いやお友達との距離感は如何でしょうか?
そつなく過ごして行きたいから50%程の距離感で付き合っている、あるいは、大切な親友なので80%程親密さで交流している方もいらっしゃるでしょう。

 

ここで出てきている「数値化」とは「0%から100%」を前提としています。
今、30%や80%などの、様々な「数値」が出てきました。
この「数値」は、

 

あなたが相手を許せる(かもしれない)割合であり、あなたが相手に依存する(かもしれない)割合

 

に近い「数値」と考えられます。
許す割合、そして、依存する割合とは、表現を変えれば、

 

あなたが相手に期待している割合

 

でもあります。
つまり、30%の割合とすれば、例えば相手の方が何かあなたを傷つけるような言動があった場合、

 

あなたは70%の割合で気にしないでいられる

 

という目安です。
80%の場合であれば、

 

あなたは20%の割合でしか気にしないでいられない

 

という裏返しにもなります。
期待をしている割合とは、表現を換えれば、