Xジェンダーと性別ゼロ(後半) ~多様性が生み出す新たな少数派にも目を向ける~

このみ さん:
『 声優になりたいっていう夢があったんですけれども、結局そういう役者とか事務所に所属した時に、男性タレント・女性タレントって分かれてしまうことが、自分はチョット無理だなと思って、あきらめてしまいました。 』

 

そして、更に次のようにこのみ さんは続けます、、、

このみ さん:
『 胸がないのは本来の自分らしい姿というか、シックリきてます。
  胸を取ったこと、(胸が)平らになったことも、これは自分らしさだと思うし、子宮・卵巣はもう、自分にとっては全くいらないものだったので、後悔はしてないですし、それ以上の手術、例えばペニスをつくるとか、そういう事はしてないんですけど、それは無い状態が自分にふさわしいと思っていて、ホルモンで声変わりした、この声も自分のものだと思ってます。

  生物学上が女性で、戸籍上が男性で、心はどっちでもないって、あえて、このややこしい、色々なものをもっていることが、今の自分らしさかなと思ってます。 』

 

そして、そこから約1年後の2019年6月、24歳のこのみ さんは(事務所などの所属に捕らわれない)ネットで友人と繋がって、声優や役者への夢に(再)チャレンジしています、、、

そこで、再度の質問がインタビュアーから問い掛けられます、、、

インタビュアー:
『 今の自分は好きですか? 』

このみ さん:
『 今の自分は好きですね。
  世界で一番好きな人は自分なので(笑)
  世界一好きな人・・・ 』

 

インタビュアー:
『 前に同じ質問をした時は、好きじゃないけど許せるかなっていう応えでしたけど、今は? 』

このみ さん:
『 過去、自分がフィットしてなかった時代とか、性別で悩んでた時代って、やっぱ悩みがあるから、こういう体だから、この自分が嫌いだ!って、あったと思うんですけど、なんか、まぁ、まだ24(歳)ですけど、生きてきて、自分の好きじゃないとこって確かにあるにはあるんですけど、そんな自分だから知り逢えた友達とか、今、周りにいる大切な人のことを想うと、あぁ、今の自分だからこういう自分だったから、この人たちと今、一緒にいられるんだって思うし、そう思うと、まぁ、よくやったな自分!って、うん、誰よりも愛したいですね(笑) 』

 

では、後半のご紹介もここで終了です!

前半も通してお伝えして参りました今回のテーマですが、繰り返しですが、今回は「性の多様性」をテーマとして活用させて頂きましたが、ここに流れている「本質」や「源」というのは、他の「あらゆる面」にも「繋がって」「重なって」いる大切な視点です。
故に、前半におきましてもお伝え致しましたように、「より丁寧に!」という、あくまで私個人の思いからご紹介させて頂きました!

 

ちなみに、このような番組に興味や関心を持たれた場合では、再放送があるかもしれませんし、私も詳しくは知りませんが、NHKオンデマンドというのもあるみたいですが、実際に映像を通して観るのも役立ちますが、このTOPICSにおけるように「活字」として目を通して頂けるようなケースでは、また違った印象などを抱かれる事もありますし、何より、その都度「立ち止まって考える事が出来る」というメリット!?もあると、手前味噌ながら自負!?したりもしております(笑)

では、そのような意味からも、今回も皆さんの余韻などを壊してはいけませんので、シンプルに締め括らせて頂きます!