コミュニケーションに迷った時は ~私の恩師とヒーローから(笑)~

皆さんにも憧れたヒーローやヒロインなどもいらっしゃる事かもしれませんが、私にとっての小さい頃?今でも?におけるヒーローと言えば、真っ先にウルトラマンと仮面ライダーが出てきます(笑)

そこで、2011年にウルトラマン誕生45周年と仮面ライダーシリーズ40周年を記念して発売された《 ウルトラマン VS 仮面ライダー 》のDVD(バンダイビジュアル(株))の特典映像から、初代ウルトラマンを演じた黒部 進さんと、同じく初代仮面ライダーを演じた藤岡 弘、さんの対談と記者会見からほんの一部をご紹介して参ります!
ちなみに、「藤岡 弘、」というのは現在の藤岡さんの正式名ですので「、」が付いているのは間違いではありませんので(笑)

では、2011年当時の、まずは黒部さんと藤岡さんの対談から眺めて参ります!

 

《 ファンへのメッセージ 》(対談より)

黒部 進さん:
『 やっぱりねぇ、ウルトラマンがこれだけ45年間支持されてきた、その原因が何にあるかと言うと、やっぱり、その作品に子ども達が友情とかね、友達を大切にするとか、いじめないとか、平和とか、環境とか色んな要素が、僕ら(放映作品が)39本だったんだけれども、その中に組み込まれていると、そういう部分で今観ても色あせない作品になっている所が一番大きな魅力ではないかと思いますよね。

また当時ご覧になった、今50歳位とか55歳位になってる中年のファンもいらっしゃると思うんですけども、それもまたね、生まれた子ども達に自分が観たものを、こうして、ウルトラマンってこうこうこうだよって言って、引き継がれている所にまた、何かこの先ウルトラマンの未来は明るいんじゃないかと、そういう気が致します。 』

 

藤岡 弘、さん:
『 私もね、40年を振り返ってみますとね、やっぱり孤独なヒーローっていうか、自分もダメージを受けて、そして、もしかしたらショッカー(敵)になってたかも分からない、そのような状況の中で逃げない、負けない、屈しない、諦めないっていう事で闘うという、私もそういうヒーローを演じさせて貰った、それに出逢いを頂いたという事がもの凄い、やっぱり本当に僕にとっても人生が変わったなと思いますし、この出逢いが僕の人生も変えたし、そしてまた、それによって僕自身の自分を律していく気持ちも芽生えたし。 』

 

黒部 進さん:
『 あなたがおっしゃった律するっていうのはね、やっぱりね、あなたは亡くなるまで背負っていかなきゃいけないんですよ。 』

藤岡 弘、さん:
『 そう~ お互いですよ(笑) 』

黒部 進さん:
『 ですからね、絶対に子ども達にとって何が必要かと言うと、やっぱり色んな形であってもヒーローっていうのはどうしてもね必要像なんですよ。
  夢を壊さないだったり、今おっしゃった律する、これはずっと付いてまわりますね。 』

藤岡 弘、さん:
『 それがね、反って私はね、私にとってはね大変なプレッシャーですよ、大変な事です。
  でも良かったなと、やっぱり子どもの夢を裏切らない、失望させないっていう事は、これやっぱり私の出逢いによって起きた運命であるしね。 』

 

黒部 進さん:
『 そうですよね。
  僕は小さい時のヒーローはね、ターザンだったんですよ。
  ですから今でも主人公の泳ぎ方、あの映像が完全に入ってるんですよ。

  それは子ども達が今、年いって例えば60になっても70になってもその人のヒーローは誰だったろう?って思うとやっぱり、あなただったりウルトラマンだったりする訳ですよ。
  それは素晴らしい事ですよね。 』

藤岡 弘、さん:
『 と言う事は、誰しも子どもの頃に、それぞれヒーローがやっぱりいるんでしょうね。 』

黒部 進さん:
『 いるし、必要だったんですね。
  必要なものだと僕は思いますね。 』

 

藤岡 弘、さん:
『 私にとっても鞍馬天狗がヒーローなんですよ。
  あの痛快なね、もう最後の最後の土壇場でね、もうダメだと思う時に現れてやっつけてしまう所で、やっとホッとするというか(笑) 』

黒部 進さん:
『 同じですよね(笑) 』

藤岡 弘、さん:
『 同じですよね、何か本心が喜んでるんですよね。
  何か分からないけど、その想い出が何か離れないというか、多分皆さん同じなんですよねぇ。 』

黒部 進さん:
『 同じだと思いますよ、はい。 』

 

藤岡 弘、さん:
『 これは永遠なんですね、ヒーローに対する思い(想い)というか。 』

黒部 進さん:
『 でしょうね、はい、子どもにとっては。 』

では、間髪入れずに次は記者会見でのお二人の発信(発言)を見て参ります!