すると、1926年にハーバード大学の感染症研究者のマックス・タイラー 氏が、野口の研究は間違っているのでは!?との論文を発表します。
つまり、この論文において、先ほどの野口が発見したのは黄熱病の病原体ではなく、ワイル病の病原体であった事が、、、ほぼ証明されつつある、、、という状態でした。
その後は野口ワクチンの投与は中止されるに至りましたが、これも「現在」では、黄熱病の病原体は細菌ではなく、ウイルスであると解明されております。
このような中、1927年に野口はアフリカへ向かう渡航に際し、自らの開発した野口ワクチンを接種します。
しかし、その後に野口は黄熱病に罹患し、それが原因で1928年に他界されました、、、
では、この番組からのご紹介はひとまずここで一端区切りまして、少し視点を補足して参ります!
まず、医学にせよ科学にせよ、あるいは、皆さんの身近なお仕事にせよ、人間関係にせよ、「誰もが」間違いや失敗やミスを起こします。
これを100%防ぐ事の出来る方法などはありません!!!
ただ、
注意を向ける・・・
という「心掛け」を持っていれば・・・
大きなミスに繋がらぬように・・・
小さなミスで収める事が出来るように・・・
その可能性を格段に高めてくれる!!!
という事(効果)があります。
そして、この「心掛け」の中には、もうお分かりかと思いますが、「他の人の意見」に耳を傾けてみる(異論を排除しない)という事も含まれてきます。
また、「失敗は成功の母」との表現もありますね(笑)
このような事からも、野口 氏の研究におきましても、もしかしたら細胞などに(浸潤などして)付着していたウイルスの破片などを顕微鏡で捉えた可能性もあるのかもしれませんし、野口 氏の勘違いや「思い込み」などもあったのかもしれませんが、「思い込み= 罪」という訳でもありません。
ただ、「極端」に他の人の意見に「耳を貸さない」という「心の状態」であった事は、「何か」に深く関係しているのかもしれません。
そして、「人の心」ですので、野口 氏においても、(他の研究者に先を越されたくないなどの)焦りや功名心に逸(はや)る気持ちはどこかにあった事でしょう。
「素直」にワイル病の病原体を発見したと発表していれば、それはそれで素晴らしい一つの業績として評価もされていた事でしょう。
故に、野口 氏の「生き様」の「別の側面」だけを捉えて、全てが悪いという訳でもない事でしょう。
ちなみに、この番組に出演されていたコメンテーターの方によると、「現在」の医学講義で使われている歴史の教科書には、野口 氏は掲載されていないとの事です、、、
そして、
「生き様」とは・・・
「思い・言葉・行動」の全てであり・・・
「真の動機」とは・・・
「思い・言葉・行動」の全てにおいて・・・
「貫かれている」ものではあるが・・・
特に「真の動機」は・・・
「行動」に現れやすい・・・
ものであります。
そして、このような事から、何かを「行動」に移す時には、「真の動機」を見つめる事が大切で役立つものとなりますが、この際には、
自分のした事は自分に反ってくる
との視点も大いに活用出来るものになります。
そして、これはご質問を受ける事も多いものですが、